Lacuna Coil - Comalies
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今度はイタリアの歌姫が主役の、そしてアメリカをも制覇してしまったゴシックメタルバンドとして名高いLacuna Coilへ進もう~。漁ると続々と出てくるこの手のバンド、それぞれ個性豊かで面白いしお国別の特色なんてのも一応出てきていてなかなか楽しめる。イタリアっつうことでやっぱり古き良きイタリアンロックの流れからああいう壮大で仰々しいドラマティックな泣きものだったら上手いんだろうなぁと憶測を巡らせていたものの、実際に聴いてみると全然そういう色が出ていないというのは時代の変化か。

Lacuna Coil 「Comalies」
2002年の彼等的には4枚目のアルバムで、アメリカで25万枚くらい売れたらしい。そんなに凄い音のアルバムか?って訊かれると別にそうでもないような気がするけど…。ただ非常にバランスの取れた作品であることは間違いない。一応女性ボーカルのクリスティーナ嬢とオトコの歌が結構絡むけど、クリスティーナ嬢の声がそんなに力強くもなく弱々しくもなく、ただ圧倒的に巧くって、だから歌唱力という面で凄く聴かせてくれてしまう楽しみはある。バンドの方もテクニックは当然しっかりしているのでその辺のバランスが良いんかな。ゆったりとした大きいノリを中心に歌を聴かせてくれて、少々最近のデジタル音をかましてくれる感じで意外と壮大感は感じられない。あまりイタリアを感じることはないのががちょっと残念だけどね。かと言ってヨーロッパ的ってのでもないからやっぱりアメリカで売れてもおかしくないのか…。なるほど。
アルバム的にはこの後に出た最新作「Karmacode」の方がストリングスを多用したヨーロッパ感覚を打ち出した感のある作品になるのかな。割と有名だから何枚か聴いてみたけど、どうやら一般的に良いとされる作品以外の方が自分に響くケースが多々あるので、今回もそうらしい。いや、でもこっちの4枚目の方が旋律的にも良いと思う。アメリカで売れたからって媚びてないし、自分たちの本来の音を追求しているような感じ。それで風格を出してる部分もあるし、しかも聴いていると所々でイタリア的センスが見え隠れしているのも面白い。そういう面ではやっぱり奥深くじっくり聴く必要はあるかな。


Lacuna Coil 「Comalies」
2002年の彼等的には4枚目のアルバムで、アメリカで25万枚くらい売れたらしい。そんなに凄い音のアルバムか?って訊かれると別にそうでもないような気がするけど…。ただ非常にバランスの取れた作品であることは間違いない。一応女性ボーカルのクリスティーナ嬢とオトコの歌が結構絡むけど、クリスティーナ嬢の声がそんなに力強くもなく弱々しくもなく、ただ圧倒的に巧くって、だから歌唱力という面で凄く聴かせてくれてしまう楽しみはある。バンドの方もテクニックは当然しっかりしているのでその辺のバランスが良いんかな。ゆったりとした大きいノリを中心に歌を聴かせてくれて、少々最近のデジタル音をかましてくれる感じで意外と壮大感は感じられない。あまりイタリアを感じることはないのががちょっと残念だけどね。かと言ってヨーロッパ的ってのでもないからやっぱりアメリカで売れてもおかしくないのか…。なるほど。
アルバム的にはこの後に出た最新作「Karmacode」の方がストリングスを多用したヨーロッパ感覚を打ち出した感のある作品になるのかな。割と有名だから何枚か聴いてみたけど、どうやら一般的に良いとされる作品以外の方が自分に響くケースが多々あるので、今回もそうらしい。いや、でもこっちの4枚目の方が旋律的にも良いと思う。アメリカで売れたからって媚びてないし、自分たちの本来の音を追求しているような感じ。それで風格を出してる部分もあるし、しかも聴いていると所々でイタリア的センスが見え隠れしているのも面白い。そういう面ではやっぱり奥深くじっくり聴く必要はあるかな。
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