Freddie King - Woman Across the River (1973)

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 黒人ブルースギタープレイヤーのフレディ・キングが1973年にリリースした「Woman Across the River」はいわゆるシェルター時代の最後のアルバム。フレディ・キングが一番ポピュラーでロックサイドに名を知られ、好まれているのは概ねシェルター時代だ。自分もシェルター時代のフレディ・キングに出会ってから虜になったので、もちろん今でも大好き。黒人ブルースメンでと単純でもなく、テキサスブルース、しかも明らかにロックブルースでブルースに対する各人のイメージを大きく逸脱するカッコ良いブルース。もっともブルースを皆がどんなイメージを抱いているのか不明だが。自分はしょぼくて古臭くてしゃがれてるのしか思い付かなかったから新鮮だった。こんなギター弾けたらといつも思うが、絶対に弾けないギターです。日本人でこういうギター弾く人は知らないです。でも、多分テキサスのクラブ行くとたくさんいると思うから土地柄の血筋で憧れがまた募る。

 クラプトンが真似したけど、線の太さが全然違うし、SRVが割と近かったけどもっとロックだから速弾きもメロウな音も感情的に入って、ここまで淡々とギターフレーズだけでは攻め切れなかった。やれば出来たと思うけどスタイルには取り入れなかったようで、メジャーな人は自分のスタイルを作るから同じようなのやらないし、テキサスのクラブが一番だろう。

 「Woman Across the River」はシェルター時代3枚目の作品で、駄作的に言われるが、もちろんそんな事はなくて、相変わらずの歌声と歯切れの良いギターは健在なので聴いていて快適です。ただ、曲調が似ているから飽きる面はあるかな、自分はもうギターばかり聴いてるからアルバムがすぐ終わってしまう印象すらある素敵な作品。





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Posted byフレ

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