B.B.King - Live in Cook County Jail (1971):
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1971年リリースのライブ盤「Live in Cook County Jail」はタイトル通り前年の刑務所の中のライブを記録したアルバムで、イベントを歴史的に残したい意向もあったと思えるが、刑務所の中のライブをしかも割とメジャーな人がタダで見物から好き嫌いでなく見ただろう。しかしライブの最中に何があってもおかしくない会場のスリルは実感してただろうし、好き好むでそんなトコでライブしなくてもと思う背景がある。
でも、B.B.キングの白熱したライブが素晴らしいから拍手喝采でかなり盛り上がっているようで、B.B.キングのライブで有名な作品は「Live at the Regal」だけど、こちらも負けないくらいの迫力と熱気。この人はホーンセクションを主体にした独自のブルースでギターはソロしか弾かないし、しかもそのソロもロングトーンばかりで、正に俺様感のソロが個性的ながら曲によってはホントに歌だけも多く、物足りないけど、出てくる時のギターの音が素晴らしく、こんなに短い音でヤラれる人はB.B.キングくらい。
この頃からプレイされる曲が変わってない。今B.B.キングのライブを見ても同じ曲が演奏されるマンネリ感も特徴で、このアルバムは一番脂が乗っている時期なので聴くと結構ヤラれるが、この辺の有名なライブ盤が三作セットになったお得なボックスセットがリリースされている事に今気が付いた。

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