Leaves' Eyes - Lovelorn
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耽美系ゴシックメタルバンド、と言われつつも聴いているとどんどん英国プログレッシブ女性ボーカルとの近似を感じてくるところがこのジャンルの面白さなのかもしれない。多分英国的なニュアンス、例えばメロウキャンドルで感じるような浮遊感と耽美感というものがバックの音は相当ハードになっているものの同じ感覚で感じられるのがこのジャンルの特徴だ。そして何枚か聴いている中でかなりヒットな作品を本日は書いてみよう。
Leaves' Eyes 「Lovelorn」
ノルウェーの素敵な女性がメインとなったバンドで、正にメロウキャンドルと同じ世界観が繰り広げられているという面白さがツボにはまってしまって、相当気に入ったタイトルになってます。ジャケットも見ての通り、まぁ、悩ましいという程ではないけど、なかなかイケてるジャケットで、こういうセンスも嬉しいです。この彼女、先日紹介したTheater of Tragedyのあの歌声の彼女で、バンドの音がどんどんと変わっていくことからバンドを脱退してこのLeaves' Eyesを結成したらしい。何でもダンナさんと組んでるとか…。そういうことなので、彼女の魅力が200%発揮される環境になったのも良い方向に働いたんだけど、それにも増してこのサウンドとメロディの美しさがこれまた素晴らしくて名盤と呼ばれるべきアイテムになっている。
音的にはいつも通りではあるけれど、かなりポップな曲調が多くってストリングスも綺麗に鳴り響いていたりするので聴きやすいし、よく作られているのでメジャー向けの作品だと思う。歌については文句なしに手放しで喜べる声してるしメロディも良い。うん、なかなかオススメできるCDだね。何枚かアルバムが出ているみたいなのでそのうちあちこちの作品にも手出しをしてみようという気になるバンドのひとつ。
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