Twenty Sixty Six And Then - Reflections On the Future (1972):

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 ジャーマンハードロックは、ブログにはその時の所感を載せているので次に自分が聴く時の目安になるが、まだその程度で、この世界の音は自分でもっと消化しないと本気の内容は書き切れない。その辺はきっかけもあるからこれからで良いが、ちょっと情報量多すぎるし、また今の時代に手に入れるアルバムはどこか聴き所が多く、そのヘンがツボに入るとこれまた厄介だが、良かった印象だけがアルバムのジャケットと共に刷り込まれる。

 1972年にリリースされた唯一のアルバムにして最後のアルバムとなったTwenty Sixty Six & Thenの「Reflections On the Future」を聴くと、これまでの英国ハードロックで聴いてきた世界観をぶち壊してくれる。バンドの音よりはミックスや音の作り方が大きいけど、重くで分厚くてヘヴィで更に楽曲の訳の分からなさも天下一品。アドリブならアドリブで分かるし、プログレ的展開や構築美なら分かるが、悪く言えば無茶苦茶で何でも繋げているから曲として覚え切れない、それでも迫力が一貫しているからぶっ飛びの曲に仕上がってる大作2曲はサイケともプログレとも言われるはずだが、明らかに70年代初頭のハードロックの典型的なパターンでサイケっぽさもあるし鍵盤2台のプログレ的発想もあるし、やたらと長い複雑過ぎる曲構成もあるけど、絶対彼らはハードロックやりたがってる。結果的にアタマ振れるカッコ良さがある。

 オリジナルリリース時の「Reflections On the Future」は長尺曲を短縮バージョンに仕上げて発売したらしいが、それでもバンドの重さはしっかりと出ていて、現行DLやCDで手に入れられるバージョンは長尺曲がそのまま長尺で聴けるオリジナルバージョンの収録しているのでTwenty Sixty Six & Thenの凄みが増した。そこまで気にしなくても、この音にKOされてほしいし、少なくとも自分はこの独特な世界にKOされました。ダサくはなくカッコ良く、そして、この手が好きな人には確実にリピートアルバムになる。





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Posted byフレ

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