Kraftwerk - Kraftwerk (1971) :
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クラウス・ディンガーが過去に在籍していたバンドで有名なクラフトワーク。自分はクラフトワークは70年代後期のバンドでYMOと同じ頃にヨーロッパで活躍していたと認識していたが、クラウス・ディンガーが過去に在籍していたとは意外で、ノイ!の方が早いと思ってたが、結局クラウス・ディンガーはクラフトワークをすぐに離脱して「ノイ!」を結成してアルバムをリリースしているから、まるでEL&Pのグレッグ・レイクがクリムゾンにいたみたいな感じ。
1971年リリースのクラフトワーク最初のアルバム「Kraftwerk」で、この時点で既にクラウス・ディンガーは不在だが、後に「The Man-Machine」で聴かれるテクノポップではない実験サウンドの塊。ただ、一連のクラウトロック系のアンビエントな音よりはポップなので十分にメジャーなだが、本人達からは完全否定抹消されている作品で、随分と長い間CD化されていなかったようだが、いつしか海賊盤紛いのCDがリリースされていった。
聴いても聴かなくても害のない音だけど、かなり固定された楽器の中で実験的にテーマを奏でて不思議と暗さ重さは感じないし、淡々と垂れ流される無機質な音で音楽して、後のテクノポップ路線のシフトも分かる。本人達が否定するように稚拙な面も大きいから、以降の路線と傑作を発表していくし、これもまた長い期間活動していたバンド。

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