Pulsar - Halloween (1977):
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その昔ジャケット写真と共に「名盤」と紹介されてて、それがフランスのバンドだから当時の自分にはそれほどコレクションの対象にならなかったが、探しても見つからなかったと思うパルサーの三枚目の作品「ハロウィン」はジャケットのちょっとエロティックな雰囲気を見て、どれだけエキセントリックな音が飛び出てくるかと思いきや、意外にソフトなサウンドが全編を占め、まったりと官能的なエロティックさを感じてしまう作品。刺激的な音色はほぼ皆無に等しく、雰囲気と空気感でまったりと40分の作品を聴かせてくれる音で、フロイドの世界が一番近いが、メロトロンの荘厳な雰囲気とアコギでの自然な音色を組み合わせた妖しげな感じで、変拍子も普通に出てくるのでプログレッシブ感はたっぷりと、驚く展開は期待できないけど、心に優しい音色が絡んでまったりとしてくる不思議な作品でドラムが小技利いてて面白い。
シンフォニックだけどヤクのないトリップな世界で、聴くほどにのめり込むタイプの音だから英国プログレファンでも受け付ける音ながら、逆にユーロファンからはちょっと驚く音でもあるが、三枚目の「ハロウィン」で一旦バンドの歴史は終了しているけど例によって再結成してる、フランスの中では貴重なプログレバンド。

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