2022-09-14

Sagrado Coracao Da Terra - Sagrado Coracao Da Terra (1985) :

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　叙情性の賜物から地球への愛とスケールの大きな音世界のSagrado Coracao Da Terraはブラジル産で、しかも最も有名な「Sagrado Coracao Da Terra」は1985年にリリースされた時代錯誤も甚だしいリリース。1985年当時に聴いていなかったので後追いだが、フュージョンからワールドミュージックが発展して、冨田勲や喜多郎も出てきてたから世界的に壮大なシンセサウンドが流行ってたからと言っても、そんな一環で出てきたとは思えないが、後にレコード屋でバイトした時に中古で持ち込まれた時に、店長が「う～ん、ブラジルの香りがする～」ってレコードの盤面の匂いを嗅いでいたのが今でも記憶に残っている。それくらいブラジル盤は匂いが特殊で独特の香りを放っている。

　そんな背景はともかくながら、Sagrado Coracao Da Terraはプログレではなく、手持ちの技術と楽器で音楽を奏でていたが、壮大なシンフォニックサウンドになり、プログレ畑の人間が飛びつく美しさを持っていた。そんな音に食指を伸ばしたプログレファンも凄いが、Sagrado Coracao Da Terraは綺麗なシンセによる環境音楽的な世界観で、コーラスワークやバイオリンやピアノが美しく研ぎ澄まされた音色に進化して、自然な形の盛り上がり方。作り手による意図を感じずに、自然に音が盛り上がるのでギクシャクしない、ロマンティストな世界聴ける不思議なアルバム。