Focus - Moving Waves (1971):
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フォーカスと言えば1971年にリリースされた「ムーヴィング・ウェイヴズ」が代表的だが、オランダを代表するプログレバンドではなく、コミックバンド的にも聴いていたが、昔から今に至るまでコミックバンドはテクニカルが条件だからフォーカスもその域にあるとも言えるのか、「ムーヴィング・ウェイヴズ」の冒頭「Hocus Pocus」はハードロックだが歌メロがヨーデルのメロディで、プログレッシブな感性によるアプローチでこの一曲しかイメージがない。何枚もアルバム出してるから実力はあるしそれなりに売れたらしいが、アルバム丸ごと聴いても「Hocus Pocus」のインパクトが最強。
フォーカスはオランダのプログレバンドで、「Hocus Pocus」を除けば叙情的で正しくプログレ的な曲が並ぶ名盤「ムーヴィング・ウェイヴズ」で特にB面を制する「Eruption」はヤン・アッカーマンの正確無比なジャズ・クラシック・ロックギタープレイで聴き応えも十分。2曲目の「Le Clochard」も叙情的なヤン・アッカーマンのクラシックギタープレイで基本的に美しい音色を基調とするバンドで重くもなくテクニカルなサウンドだが、どうしてもあの一曲の印象が強すぎたので、それを超えた人はフォーカスの本質に目覚められるだろう。

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