Cervello - Melos (1973):

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 紙ジャケ=アナログのミニチュア版が続々とリリースされて一昔前のレアアイテムがミニチュア版で手に入るが、それはこの世界に参入した新たなファンにはありがたい状況。しかし紙ジャケ品を買う人の多くは、既にアナログや初期のCDを持っていた人で、初めて買う人は半分もいないと思う。故に紙ジャケがリリースされると中古市場で旧盤が出回り、レアアイテムは何度もリリースされるので、市場は飽和状態になり安価になり、プログレやユーロ系は市場キャパが決まっているので、割とその可能性が高い。

 イタリアにハマっていながら市場原理に従ってラッキーと購入したチェルベッロの「メロス」は普通に名盤と誉れ高いので入手予定だった作品で、オザンナのギタリストの弟によるバンドながら兄も参加している。だからと言ってオザンナにサウンドが似ないハズだけど、似ている音で、イタリア全般的に熱いサウンドだが、10代後半だった弟の卓越したギターテクニックが光る。音も色々な楽器が散りばめられ、イタリアンに熱くてしつこい歌も健在で変拍子でプログレッシヴな展開も当たり前に迫力あるヘヴィなサウンドながら、一枚聴くと相当疲れる音。



EUprog

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フレ
Posted byフレ

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photofloyd(風呂井戸)  

このあたりは、勿論リアルタイムでなくかなり遅れて知った名盤でしたね。Kingの当時のEUROPEAN ROCKシリーズはほんとに素晴らしかった。又当時 MARQUEE MOON の山崎尚洋氏にはいろいろと教えられたことを思い出します。
所謂Progressive Rockとしてのイタリアの若者のエネルギーを知る事になるのだが、我々には良く解らないギリシャの古伝説にもとずく「メロスの物語」といわれても理解は無理であっても、ギター中心に諸々の楽器のなせる複雑な技巧を交えた音には夢中にさせるものがありました。

2022/08/25 (Thu) 12:22 | EDIT | REPLY |   

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