Stray Dog - Stray Dog (1973):

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 先日ゲイリー・ムーア関連でグレッグ・レイクのソロアルバム聴いて、クレジット眺めてた時にスナッフィ・ウォルデンを見つけた。Stray Dog?と思い出して、マンティコアでプロデュースがグレッグ・レイクで、と気になって引っ張り出したが運の尽き、ゲイリー・ムーアを聴く一方で、Stray Dogからマンティコア関連や英国B級と各方向に飛び火して聴くことになり迷宮に入り込む。

 1973年にリリースされたストレイ・ドッグの「Stray Dog」というファーストアルバムは好みな英国B級ロックだが、メインのスナッフィはアメリカ人で、純然たる英国ロックなのかと問われるけど、音的には純然たる英国ロックだから良い。アメリカナイズされたテイストも入っているのは聴いてると分かるので、それも含めて英国ロックのごった煮感覚で、期待の音はさすがにグレッグ・レイクがプロデュースしただけのことはあり、この時代の英国ハードロックはホントにこういう独自の音世界が多くて面白い。ギターがネチネチとリフを奏でながらもベースがグイグイとドライブしてドラムはドタバタと叩かれて、曲の構成はオイオイと言うくらいに妙に展開して普通ではない筋書き。それでも妙にポップでキャッチー面を兼ね添えてて、演奏だけを聴かせる面も覗かせる面白さ満開だが、ロックなノリは無縁なので、ストレイ・キャッツと間違えるとそりゃもう大変。

 スナッフィはフリーでコソフがヤバくなった後のギタリストだったが、それはストレイ・ドッグ結成直前の話で、ラビットが同じテキサス出身でバンド仲間だったから引っ張ってきたらしい。そんな繋がりからあちこちに発展していく人脈関係が面白く、まだまだ整理出来てないけど、ピート・シンフィールドからキース・クリスマスやエスペラントなどマンティコアから離れて次々広がってしまうので、こんなにマイナーな人ですら、職人だからこそプロ達に好まれたか。





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フレ
Posted byフレ

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