Freedom - Through The Years (1972):
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ボビー・ハリソンがプロコル・ハルム離脱後にその周辺の連中と組んで出直したバンドFreedomは1969年にはデビューしたけど鳴かず飛ばずの様相でバンドは解散、それでもまだやれると思ってたボビー・ハリソンはまたしてもメンバーを揃えて再起して、それでもメンバーは固定されない状態でアルバムリリース。またメンバーが変わりつつ今度はレーベルもVertigoへと移し、1972年にリリースした結果的に最終作になった「Through The Years」。その後のSnafuは1973年にアルバムデビューしているから基本的な音楽性は似ている部分多いと予想は出来るが、昔コイツを手に入れた時は知らなかったから普通に英国B級バンドとして聴いてた。実にVertigoらしいが、それでも洗練されている。
ボビー・ハリソンの歌とギターのロジャー・サンダースのプレイで、この時代の英国ロックの姿そのものだが、どうしてそれで売れようと思ったのか、粘っこく弾いてるし歌ってて、これぞ個性と言わんばかりのオーソドックスで単調な楽曲ばかりで腰に来るリズムとヘヴィな歌声と来たらもうダサすぎて笑っちゃうくらい。正にロックとしか言いようのない、こういうロックがあったからこそ今があるとは全く言えないけど、好きな音で、今じゃ誰もわざわざ探して聴こうとはしないし、そこまでの価値はまるでないと思うけど、こういう音が自分の今の趣味を形成してる。

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