Baker Gurvitz Army - Baker Gurvitz Army (1974):

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 Baker Gurvitz Armyのお披露目アルバムとなった1974年リリースの「Baker Gurvitz Army」は先日のGream Edge Bandとかなり活動が被ったが、恐らくコチラが先でThree Man Armyの活動休止期にAdrian Gurvitzがバディ・マイルス・バンドに参加してその時にジンジャー・ベイカーと会って意気投合したらしいので、そのヘンは人柄の良さだろう。ガーヴィッツ兄弟はドラマーに凄く恵まれてて、Three Man Armyを数年やって解体、念願のジンジャー・ベイカーとバンドを組み、その編成と知名度からThree Man Army名よりも元クリーム名の方が知名度が高い判断からバンド名はBaker Gurvitz Armyへ。

 ファーストアルバムはもう明らかにジンジャー・ベイカーをクローズアップした作品で、Three Man Armyのドタバタ感からかなり洗練されてるものの、そこはジンジャー・ベイカーが俺様の作品とばかりにドラム叩きまくり、それで楽曲を成り立たせるのも凄いがかなりうるさい。曲のレベルもそれに合わせて、キメやテンポチェンジも流暢に進むものが多くなり、骨組みからジンジャー・ベイカーが組み立て直したか、所々でアフリカンなリズムらしきものも出てくるのはエア・フォースからの流れだが、その分エイドリアン・ガーヴィッツの本領発揮となるギターがあまり前面に出てこなくて残念。ジャケットのパワフルな印象とは裏腹に結構メロウでドラマー向けな作風に仕上がっている。Baker Gurvitz Armyのアルバムを挙げる際には大体このファーストアルバム「Baker Gurvitz Army」が出てくるが、この後のボーカルにスニップスを加えた時期の方が面白い。

 そんなバンド編成は「Baker Gurvitz Army」リリース後早速行われて、1975年には元Sharksのスニップスを加えた編成でライブを行なっている。最近Baker Gurvitz Armyのライブ音源が続々とリリースされているのでいくつか聴けるので、「Live in Derby 75」を手に入れてみたらかなり良いものの、もうちょっとハードにドライブしてるかと思ったらやや迫力不足なので、ミックス次第な気がしている。それとクリームの「White Room」があって、期待して聴いたけどギターソロ前で終了してかなり肩透かしだった。





UKhard
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フレ
Posted byフレ

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