Edgar Winter & Rick Derringer - Roadwork (1972):
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リック・デリンジャーはジョニー・ウィンターの名盤「Live Johnny Winter And」で冒頭からジョニー・ウィンターとギターを弾きまくっている人で、その流れからジョニーのお兄さん鍵盤奏者エドガーに紹介が回って、エドガー・ウインター&リック・デリンジャーがひとつのユニットになってメジャーになった。今やプレミアまで付いている名盤「Shock Treatment」でバンドの一員で参加しているが、リック・デリンジャーやダン・ハートマン作曲が多くてメジャーな才能が認められてからキャリアが構築されているこれはなかなかクールな言い方が良いけど、多様な曲が詰め込まれているハードロックだけどファンキーな面と美しき曲で、この人達のオススメは「Roadwork」と思う。ソウルフルでファンキーなサウンドをこの時代にアメリカの白人が模倣していた手法はエルヴィスがブルースメンをパクってロカビリーを作ったパターンと同じで、ある種一世を風靡した傑作ライブ盤で、弟の名手ジョニーも参加したファミリー作品で記念碑的にも良い作品。
そんな経緯の途中にリック・デリンジャーのソロ作品で傑作を生み出した「All American Boy」と何とも人を喰ったアルバムジャケが有名な作品で、先のライブ盤で大盛り上がりを見せる「Rockn' Roll Hoochie Coo」が収録されているが、この人もこの一曲で一生食っていきますになったけど、アルバム全体もポップなロックで才能ある作品に仕上がって独特。アメリカでは今でも人気があるのか、リマスターシリーズも出ているのでドサ回りでも結構イケてるかもしれないが、日本じゃ全く相手にされてない気もする名盤。

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