Doobie Brothers - The Captain And Me (1973):
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アメリカを代表するサウンドにウェストコーストサウンドがあるが、何となく南部の流れからアメリカらしいサウンド、逆説的には英国ロックでは出てこないサウンド=クラプトンやストーンズが憧れたサウンドから始まっている。
ドゥービー・ブラザースの「The Captain And Me」は凄いと思って、後追いでレコード700円で買ったけど、アメリカンロックのレコードは売れるからしばらくすると中古市場に流れてきて安い所に落ち着くのでお得。飽きやすさも象徴しているが、ご多分に漏れず「Long Train Runnin'」「China Groove」の二連発にやられたし、どちらもギターのカッティングの鋭さと柔らかさが素人にはとても真似できないレベルで、全編響き渡ってるから凄い。ライブ盤でも驚異的な音とカッティングでとんでもないサウンドで、アメリカ土壌のサウンドから発展するとこういうの弾けるのか、思い出せばレス・ポールギターを作ったレス・ポールさんのサウンドもとんでもない。70過ぎた爺さんがエディ・ヴァン・ヘイレンも目じゃない速弾きするくらいで、何かのビデオでジェフ・バクスターと一緒にプレイしてたら凄くて、ブルーグラスだけど、この人達ホントにギター演奏者なくらい凄い。
更に言えばコーラスワークの使い方が気持ち良くてメロディの流れや使い方が心地良く耳に残らないように軽やかに流れるが、久々に針を落としてみれば、名盤と呼ばれる所以を体感する。他のアルバムにはほとんど手を出した事がなく、サウンド面がここからどう進んだかは知らないリスナーですが、本作が単純にカッコ良いアルバムに聴ける事は確かな一枚。

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