Vandenberg - Heading for a Storm (1983) :
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オランダのバンドながらも世界にブレイクした第二のヴァン・ヘイレンとも呼ばれる筋も持っていたヴァンデンバーグは、ギタリストのエイドリアン・ヴァンデンバーグの名前から付けられたこのバンドで、正にその人のギターワークに全てが詰め込まれている。レスポールにマーシャル直結の元祖ハードロックの分厚いサウンドはこの時代には新鮮に響いたし、これぞギターの音と主張するべくサウンドで真っ向から勝負すると思えば、ポップな路線を走っているから売れて当然だけど、当時アメリカでは人気がなかったが日本ではかなりの人気を誇っていて早々に日本公演が実現している。
印象深いアルバムはセカンドの「Heading for a Storm」で最初の「Friday Night」の音からカッコ良かったし、「This Is War」もギター小僧にはテーマだった。最後の「Waiting For the Night」も綺麗で良いギターで、ファーストアルバム「Vandenberg」は地味で当時はマジメに聴かなかったけど、丁寧にギターを弾くのでマイケル・シェンカー的な香りがしてて、逆に三枚目の「Alibi」はポップさが消えて洗練された感じもあり、短命ながらも時代にインパクトを残したバンド、ギタリストで後のホワイトスネイクでの活躍も知られている。

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