Phil Manzanera - Diamond Head (1975):
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昔レコードを一生懸命探し周ってコレクトしてた頃、様々な理由で手に入れられなかったモノもあったし、逆にどこでも見かけるレコードもあって、結構勘違いしてた事も多かった。どこでも見るレコードは今買わなくても良いから後回しにしてて、きっとつまらないから皆中古で売るのだろうと思ってたから見かけないレコードを見つけて喜んで買う方が多かった。後はまるで見かけないとか高くて到底買えないのもあったけど、後者は記憶に残ってるが、そんな中でどこでも見かけたのとジャケットが好みでなかったので遅くなったアルバムの一つがこれ。
フィル・マンザネラの「Diamond Head」で、1975年作品のロバート・ワイアットの「Ruth Is Stranger Than」とはほぼ兄弟的なアルバム。参加メンバーも被ってるし、主役の違いはあるけど音楽性も結構近しいが、いつもこの手を聴いて思うのはイーノの存在感で、「Diamond Head」はジャケットにホントに魅力を感じなかったので、面白くない音だろうとの偏見と、どこでも見かけたからより一層つまらないだろうと思ってた。カンタベリー一派の作品でよく出てきたからまたこれかと思ってたけど、聴いたら冒頭のロバート・ワイアットの歌からかなりインパクトあって、もっと早く聴けば良かったと思った。
先のロバート・ワイアットの「Wyatt - Ruth is Stranger Than Richard」にも「Tean Spirit」が入っており、そのスペイン語バージョンがこのアルバムの「Frontera」になるが、どうも歌詞は全然違うらしい。それにしても冒頭からこの声で歌モノで一体誰のアルバムかと思うが、当時はそんな事も気にならなかったがアルバム聴いてクレジット見て、これはロバート・ワイアットかと空想を膨らませるのが楽しかった。更にイーノも歌ってるからどんなモンやら、フィル・マンザネラはこういう音楽がやりたかったのかと疑問に思うが、多分その時身近にいた仲間と作ったひとつのプロジェクトの感じかもしれないが、主役がギターだから期待はあったけど、そんなに弾いてない。

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