Bryan Ferry - Let's Stick Together (1976):
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今回は全く記憶から消え去っていた人のレコード発見して、どういう音を一人でやってるのか興味あったと思うが、好みかと言われるとそういう領域に入ってくる以前の問題でして…。ブライアン・フェリー1976年ソロ作三枚目のアルバム「Let's Stick Together」だが、ブライアン・フェリーと言えばロキシー・ミュージックのフロントマンとして有名で、しかも「ダンディ」の異名を取るオシャレで正に英国紳士らしいおじさん。そして時代はまだまだ70年代中盤、パンク登場前夜で、プログレがちょっと下火になった時期なので、何が起きたかと言うと、この売れそうな人のソロのバックメンバーには蒼々たるメンツが揃ってしまった。
ギターにクリス・スペディング、ベースのジョン・ウェットン、ドラムにポール・トンプソン、サックスにメル・コリンズ、バイオリンにエディ・ジョブソン、ゲスト陣にはショパンのアン・オデル嬢?ストリングアレンジでクレジットあるけど、ホントか?それと恒例フィル・マンザネラ。凄くないか?これ?それで出てくる音は、妙な面はあるがポップスとロックンロールで、半分くらいがカバー曲なのでそうなってる。そういう意味ではロキシーの初期作品の代表でもある「Re-Make / Re-Model」も垢抜けた感じでカバーしているので悪くないが特徴も特にないと思う。でも、この人のキャリアの中では結構な作品として君臨しているらしいから分からないものだ。つまり他の作品はあまり聴かなくて良いとの意味にも取れるが、それは言い過ぎ?メンツに驚いて再度聴き直したが、それでも全員ポップス畑が嫌いな人達ではないと考えればこのアルバムも不思議はないが、音的なプロフェッショナル加減で言えば、完璧に出来上がった作品で、しっかりとフェリーの魅力的な歌声もクローズアップされているし、曲の持つ雰囲気もしっかりと体現できてるので良い。ただ、ロック的要素が自分的にはよく分からない作品。

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