Ian Hunter - You're Never Alone With a Schizophrenic (1979):

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 イアン・ハンター=Mott The Hoopleのフロントマン=英国バイオレンスロックの扇動者とも呼ばれた張本人によるソロアルバムは盟友ミック・ロンソンと組んでリリースした渾身の一作で、イアン・ハンターのキャリアの中ではかなり上位に位置するアルバム。驚くのは「You're Never Alone With a Schizophrenic」のバックバンドにあのブルース・スプリングスティーンのバックバンドとして名高くなったEストリートバンドを配しているという事で、どんな経緯でイアン・ハンターのバックにEストリートバンドが付いたのか、しかもプロデュースまで任せているおかげで「You're Never Alone With a Schizophrenic」はまるでアメリカンロックを聴いているかのようなカラッとした空気感と清涼な雰囲気さえ漂う英米融合作の代表とも言うような音として出来上がっている。それでもポップチャートを登らなかったのはイアン・ハンターの英国性が高かったからだろうか。

 聴いているとかなり違和感を覚えるしこの空気感は妙だなと分かるけど、作品の質はきっと高いに違いない。軽快なロックンロールから「Ships」や「The Outsider」みたいな美しいバラードで歌いあげるイアン・ハンター、軽快なポップスのような「When The Daylight Comes」、どこを斬っても素晴らしい作品だが、Mott The Hoopleから追いかけていたファンにはこの毒気の無さは失望したと思う一方、イアン・ハンターソロ作品から入ったリスナーには大好評だろう。

 自分的には何度も聴かないアルバムだが、こんなブログを書いているが故にどこか評論っぽく聴いたり書いたりするクセが付いてしまったが、素直に感情だけで書かないとせっかく作ったアルバムだからどこか絶対良いところがあるに違いない、と思って聴いているので好き嫌いが後回しになってる。その方が平等が。そんなジレンマも含めて「You're Never Alone With a Schizophrenic」は良い作品です。普通に聴けば大抵ハマるアルバムとして仕上がってるし、特にアメリカンを好む傾向のある方は良いだろう。今は30周年記念盤も出ててジャケットが逆になってるのと、曲がいくつか多いようだ。





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フレ
Posted byフレ

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