Mick Ronson - Play Don't Worry (1975):

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 ボウイの相棒と言えば真っ先に思い付くのはミック・ロンソンと言うベタなチョイスですが、割と自分もミック・ロンソンのソロ作品や経歴作品はあまり追いかけていなかった。それよりも手に入れにくかったから、レコード探してる間に意識が薄くなったのが正しいが、CD時代にはさほど聴かなきゃ的感覚も無く、中古で見かけた時に買った気がする。結果的にはさほど熱心に聴かずに、こんな感じか、とお蔵入りだったが、それを久々に引っ張り出して聴いている1975年のセカンドソロアルバム「Play Don't Worry 」。

 冒頭から軟弱な音が出て来てホントにこれがアナログ時代に探し回らないといけなかった音か?と思ったが、今回もやはりその印象は否めなかった。音がチープなのもあるが初期のシンセをミック・ロンソンが自身で使いまくってる分、安っぽくなって時代を感じてしまうサウンドになってるし曲もイマイチな始まりで、この冒頭の印象がアルバム全体の印象を決めてしまったが、今回はもうさすがにそういうのにも慣れてるから普通に聴いたが、何てことはない、マイク・ガーソンのピアノがクローズアップされる曲はボウイのそれと同様に圧倒的に世界観を作り上げている。ミック・ロンソンもギタープレイに徹しているところはさすがにまだまだジギー時代のソロを聴かせてくれるのでモノ悲しく飛翔するプレイを満喫出来てさすがだと思わせるが、如何せん曲の面白さが足りないのと歌が弱いのはしょうがなく、メンツは結構揃ってて、トレバー・ボルダーやマイク・ガーソン、エインズレー・ダンバーにトニー・ニューマン、イアン・ハンターまで参加している。
 言ってしまえば憂いのある曲やロックンロールもあるけど、面白味が無いのは変わらずの印象で、大抵どのバンドの有名人でもそれなりのメンツなのにソロ作品はこういうのが常なのは何故だろう?やはりバンドのはマジックが働くのだろか、どうしてもニッチな人向けのソロアルバムだがそこまで行く人には多分相当愛を感じるアルバムと思う。





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フレ
Posted byフレ

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