Bob Dylan - Highway 61 Revisited (1966):
0 Comments

ここをよく訪れてくれる人はご存じのように自分はアメリカの音楽に詳しくないし、興味もそそらない事を知ってくれているだろう。メタルやブルースは好きだし、カントリーやブルーグラスも興味はあるけど、モロにアメリカテイストな音はあまり聴かないし、レイドバックしたサウンドも苦手だしそれは好みだからしょうがないものだ。
超有名な作品で1965年リリースの名盤「追憶のハイウェイ61」。ボブ・ディランは始めは苦手で触れにくかったが、このアルバム聴いてからもイメージは変わらなかったけど、「Like A Rolling Stone」のカバー率の高さが凄くて、ジミヘンやストーンズですらカバーしているから歌詞もそれほど気にしてなかったから曲だけは探求してて、ところが、そこで聞こえるオブリギターが気になってみれば、マイク・ブルームフィールドのプレイぶり。
まともに聴くようになるまで時間かかったが、それは音楽より言葉で押してくるから、あまり受け付けなかったし自分は楽曲で攻めてくる方が好きだったから、歌詞は理解しなかったけどめげずに何度も聴いて、良さを理解するように努めたアルバム。分かってしまうと凄い名盤の「追憶のハイウェイ61」は特に「Like A Rolling Stone」は最高だけど、それに続く「Tombstone Blues」も熱い曲でギターがカッコ良くて、マイク・ブルームフィールドが脂乗ってる時期だから余計に凄い。フォークと熱い口調の一本槍で攻め立ててくるけど、基本的にカラッとしたアメリカンな乾いたサウンドで、アル・クーパーのハモンドも特徴的で、フォークアルバムにヘヴィーさを添えている。最後の「Desolation Row」が11分半にも渡って一本調子で攻め立ててくるし、アコギのオブリも素晴らしいが、歌の表現が天下一品で、それがあるから他の楽器のオブリが生きてくる。それはこの熱いハーモニカの音にも云えて、この切なさはアメリカならでは。
ディランがフォークからロックに転換したアルバムで、それは65年のニューポート・フォーク・フェスティバルでディランがポール・バターフィールド・ブルース・バンドをバックに従えてエレキで演奏をした時からロック化したと言われるが、時代はそういう衝撃だったようで、以降名作を幾つも出し続けているディランもいつかは制覇しないといけない。

- 関連記事
-
- Flamin' Groovies - Supersnazz (1968):
- Bob Dylan - Highway 61 Revisited (1966):
- Jefferson Airplane - After Bathing at Baxter's (1967):