Angel - On Earth As It Is In Heaven (1977):
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バンドのメンバーがCD-Rを持ってきたが、毎回会う度に何かしら物々交換が行われ、突如何もリクエストしていないものを渡される時があり、セリフは大体こうだ「とにかく聴け!」。そこまで言い切られると聴いてからではないと何も言えない。天邪鬼なので大体そのまま受け入れて気に入ることないが、さすがにバンドのメンバーは好みをよく理解してるのでハマることも多く、そんな中の一枚にこのエンジェルの「舞踏への誘い」があった。
「これ何?」「エンジェルだ。いいか、このロゴはだな、上から見ても逆さにしてもエンジェルなんだ。」と力説された。なるほど、よくできたロゴだ。その後即座に聴いたが、チープなハードロックで好みで、そういえばジェフリアがいたバンドと聞いてたからもっと鍵盤中心のポップな音と想像してたら、かなり本格的なチープなハードロックでイメージが変わった。そして聴いているウチにそのチープさもともかくながら、ドラムの音がZeppelinではないかと、そしたらプロデューサーはエディ・クレイマーで、更にKissが発掘したバンドで弟分みたいに扱われていたらしいと。
曲を聴くと美しいメロディや軽快なロックンロールと、どこかで聞いたような音色が出てきて、売れたと言われる「Telephone Exchange」は、何とも可愛らしい曲で、70年代後期のアメリカのロックはほとんど聴かなかったが、エンジェルは驚いた。面白いです。その後アルバム全部聴きまして、先日ライブ盤「Live Without A Net」を聴いたらMCが完全にポール・スタンレーと同じだが、そこまで似せなくてもと思うくらいにKiss聴いてる気分になる。初期の英国寄りの音からこの「舞踏への誘い」を挟んでアメリカ的になっていくバンドだけど「舞踏への誘い」が最高に良いバランス。

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