Cheap Trick - Heaven Tonight (1978):
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ハードロックの形態も色々あると思わせるバンドはいくつもあって、昔は男臭くてカッコ良くないとダメだったが、段々とコダワリが無くなってきて、そういうロックの表現方法もあると聴けるようになった。歳のせいかもしれないが、聴かないのも勿体ないチープ・トリックはメンバー4人のウチ、二人はルックスも良く、女の子の人気もバッチリの美青年で残りの二人は体型もルックスもコメディにしか見えないから徹している。
1978年リリースの「Heaven Tonight」はチープ・トリック三枚目の作品で、この後に来日公演を行って名盤「At Budokan」をリリースして世界的なバンドになるが、「Heaven Tonight」は脂の乗りまくった時期の作品で、最初の曲「Surrender」から超ポップなハードロックでいつの間にか口ずさんでいる曲だ。このアルバムのツアーで日本に来ているし、「At Budokan」もあるから馴染み深い曲が多く入っているから「Heaven Tonight」の人気も高い。
このバンドの音はT-Rexのマーク・ボラン的な雰囲気で、いつも聴く度にそう思うけど、軽いリズムもメロディも含めて影響されてるとは思えないので偶然同じセンスだろうか。そういえば今年の4月24日に一日だけの来日公演でキャッチフレーズは「At Budokan Again!」をやったが、「At Budokan」と同じ曲目で武道館でライブやる過剰宣伝で、実はそのライブに期待して行ったら案の定、そのままの曲はやらなかった。ただ、ステージ冒頭と最後はあのままだったので雰囲気的には30年後に甦った「At Budokan」ではあったし、客層もそれなりの年代で楽しかった。

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