The Joe Perry Project - Let The Music Do The Talking (1980):
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あまり価値観を見出されないギタリストのソロアルバムだが、エアロスミスの花形ギタリストであるジョー・ペリーにも当て嵌まる。エアロスミスのアルバム「ナイト・イン・ザ・ラッツ」を最後にドラッグまみれとなったスティーヴン・タイラーに我慢できなくなったジョー・ペリーはエアロスミスを捨てたが、その後情熱的で熱いロックンロールアルバムをソロプロジェクトで作った「Let the Music Do the Talking」。アメリカのバンドのジャケットにはあまり意味を見出さないクセが付いているが、往年のエアロスミスから飛び出てまでやりたかった事は何かの興味が強かった。手に入れた時はもう再結成エアロスミスにジョー・ペリーが戻ってたから後追いだけど、それでも興味深かった。
エアロスミスの「Done with Mirrors」で既にスティーヴン・タイラーが当たり前のようにアルバム一発目で「Let the Music Do the Talking」を歌って、エアロスミスらしいナンバーとして聴いているが、実はジョー・ペリー・プロジェクトで先にやってた。
本作のジョー・ペリーはカッコ良いが、どこかダサい音で、折角のソロアルバムだから気合い入れてミュージシャンを集めれば良かったが勿体ないし、曲は凄くカッコ良く粒揃いだけど演奏がダサいから曲が死んでる。ジョー・ペリーのロックンロール好きが出てて、エアロスミスでやったら結構良い骨組みを持ってる曲が多いが、結局短期間の間に三枚もアルバムを出しているソロプロジェクトながら、創作意欲はエアロスミスの有無に関係なく旺盛で、真面目なミュージシャンな人だった。

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