Living Colour - Vivid (1988):
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黒いレッド・ツェッペリンの異名を取るLiving Colourがブラックロックの代表か、当時からその存在は異色で目立ったけどルックスであまり良い印象を持たなかった記憶がある。Living Color最初のアルバム1988年リリースの「Vivid」以降のアルバムは知らないが、最初からシングルヒットした「Cult of Personality」はツェッペリンらしい構成を持った曲で、黒人云々よりこういうツェッペリン的楽曲構成センスをきちんと出せるヴァーノン・リードの才能が凄く、アルバム中全編にそういう作風が流れている。
そもそも黒人バンドでここまで器用にハードロックを打ち出したバンドも目立たず、それが主張となってLiving Colourに一本の筋を植え付けているし、バンドは順当にアルバムをリリースして、かなりのセールスも記録したけど方向性を見失ったのか1995年位一旦解散している。テクニックも巧いし非の打ち所もないけど音がジャストに入ってくるから意図的に軽くしている風潮もあるが、斬新なアプローチによる新世代ブラックロックのカッコ良さは知らしめたバンドのアルバム。

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