Metallica - ..And Justice for All (1988):

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 重いメタルをじっくりと聞きたくなったので何にするか。常に名盤と言われつつもその音が好きじゃなくて手を出していなかったメタリカの「And Justice For All」はリアルタイム時から聞く機会はあって、何度か手を出していたけどこの音が好きになれず…、もっともスラッシュ・メタルも全く聴かなかったけど、「One」のPVが話題になった頃にテレビで見て、映画「ジョニーは戦場へ行った」のシーンを混ぜて作られたメタリカ最初のプロモで、好き嫌いよりそのスタイルとポリシーを実感した。その後も何度となくトライして、また周りの評判も良く、時代はメタルやスラッシュの派生が市場を広げて市民権を得ている状況でその元祖になっている。「And Justice For All」に挑戦して最初に感じた音の薄さと低音の無さは致命的だが、最近ではうるさい音にも慣れてきたので聴けるようになったし、今に比べれば全然音楽しているのと、この音が革新的の聴き方もある。

 この音のバランスはともかく、相当パワフルで勢いのある曲が並んでライブで残ってる曲も多数あり、音の単調さがアルバムの単調さになり、ギターが派手なアクセントになるが、それも一辺倒でメリハリがあまり感じられない気もするが、楽曲はリズムも変化して繋いでいるし、ギターのリフの巧さもあるから音が良くて普通のバンドサウンドだったらもっと凄く聞こえたはず。それも含めてメタリカがリリースしたどん底時代のアルバムで、ジェイソン・ニューステッドの話を聞くとホント悲惨なバンド生活らしく、陰湿な部分が作品に出てくる病んだ90年代アメリカの象徴だが、このアルバムで試行錯誤して次の「メタリカ」で爆発。それも意図した方向ではなかったから「And Justice For All」は初期メタリカの最終章として語られる面はあるが、その後は大躍進の今や大御所。






US_HardHeavy
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フレ
Posted byフレ

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おーぐろ  

曲はそれなりに良いのが多いけど、ドラムの硬すぎる音が嫌いであまり聴いてないアルバム
なんでこんなガチガチの音なのか
それとクリフ・バートンの損失は大きかったなぁと
ベースラインが単調になって深みが無くなった感じ 
でも、曲は良いので全曲録りなおして欲しい 

2022/04/19 (Tue) 09:47 | EDIT | REPLY |   

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