Poison - Open Up and Say...Ahh! (1988):
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80年代の煌びやかなファッションとルックスで音はハードロック的ポップメロディーバンドが山のように乱出して一瞬で消え去ったが、アイドルバンドと同じ捉えられ方売り方をされて、下手なバンドもあったし、普通にレコード、バンドの聴き方をした時にこのポイズンは成功したバンドで派手だった。
1988年リリースのセカンドアルバム「Open Up and Say...Ahh!」は趣味が悪いジャケットでインパクト合ったが、どこかの国では上下が黒く塗りつぶされた状態でリリースされた。素晴らしくポップで脳天気でキャッチーなハードロックが詰め込まれた作品で何曲もヒット曲を収録しているが、この頃ハードロック系で必ず売れるバンドはボン・ジョヴィかポイズンながら今はその差も一目瞭然。
しかし、「Nothin' But A Good Time」はプロモビデオのインパクトも素晴らしく、カッコ良いとティーンエイジャーが騒ぐ理由も分かり、アメリカンな夢を体現している素晴らしく派手なパフォーマンスを見せてくれる。曲はキャッチーでノリが良く、歌やテク、曲構成を考えず、心を掴まれるカリスマ性があって、惹き付けられるし、今のティーンが聴いても気になると思う。「Fallen Angel」もポップで良い曲で、本気でHM/HR系が好きな人は好まないが、あのルックスの派手さはどこかで真似出来ないと思っただろうが、これだけ売れるメロディが書ける才能も、一般大衆に長髪金髪バンドの良さを認めさせてしまった点も凄い。
このアルバムが売れて、音楽の本質が問われると時代はすぐに移り変わったが、これだけ脳天気なLAメタルを改めて凄いと思った。マニア向けだったハードロックを一般化した功績はあるし、バブリーな印象も良かったし、以降のアルバムも基本路線変わらずで悪くなかった。

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