Cozy Powell - Tilt (1981):

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 やってる音楽のジャンル的に交わる事は多くなかったけど仲の良いミュージシャンシップにジェフ・ベックとコージー・パウエルの似たような顔した二人の繋がりがあり、コージー・パウエルは渡り鳥と呼ばれるだけあってホントにあちこちのセッションに参加してるが、それだけテクニックと人脈とセンスがあったのは証明済みで、ドラマーでソロアルバム何枚も出して売れる人もあまりいない。

 ジェフ・ベックもコージー・パウエルのソロアルバムに参加しているし、マイケル・シェンカーはいないがゲイリー・ムーアも参加してて、他の面々はHM/HR界の人間が多いからまだ分かるが、このセカンドアルバム「サンダーストーム」はジェフ・ベックやBedlam時代のボーカリスト、フランク・アイエロを連れてきたり、ニッチにカーブド・エアーのギタリストで、後にストレッチに参加したカービー・グレゴリーが起用されている。更に凄いのはそこから60年代からロックしてるエルマー・ガントリーを連れてきたところで、歌の入ってる曲のほとんどはエルマー・ガントリーが歌ってるから、思い切りハードファンクB級路線ロックな歌声で好きな人多そうだが、一番驚いた人選。

 コージー・パウエルのソロアルバムは最初の「オーヴァー・ザ・トップ」が一番有名でインパクトある作品で、セカンド「サンダーストーム」にはそれほど印象を強く持っていない人も多い印象だが、ゲスト陣が多彩なだけあってミュージシャン的に面白い作品になってる。ゲイリー・ムーアのギターは思い切り泣いてるし、この「Sunset」はゲイリー・ムーア自身のライブでしっかりやってるし、それと当時のゲイリー・ムーアの心境からレーベルの揉め事だらけの時期でストレス発散的に弾いてるハードなギターが多い。ジェフ・ベックのセッション2曲はヤン・ハマーと絡んでる頃で、作曲がヤン・ハマー。ベースはジャック・ブルースが魅了的だが意外とおとなしいが、もう一曲は鍵盤がドン・エイリーで「Living A Lie」はニール・マーレイとバーニー・マースデンとBedlamのボーカルだったフランク・アイエロだが、ちょっと時代が違ったらこのメンツのバンドがあってもおかしくなかった。それからMSGで有名なクリス・グレンも参加してるから、こういう面々の中のエルマー・ガントリーはかなり不思議でユニーク。





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フレ
Posted byフレ

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