Quiet Riot - Condition Critical (1984):
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AC/DCに似たような声質とごり押しでヘヴィメタルしていたバンド、そしてヘヴィメタルバンドで初めて全米チャートに食い込んだ名高いクワイエット・ライオット。最初期はランディ・ローズが在籍していてアルバムも二枚出しているが、1984年リリースのQuiet Riot全盛期の作品「Condition Critical」は前作「メタル・ヘルス」と同様にスレイドのヒット曲「Mama Weer All Crazee Now」をヒットチャートに送り込み、アルバムをリリースする自らが成功したパターンを再度踏襲して、成功したから手法は良かった。そんな事露知らずとQuiet Riotを当時レンタルレコードで借りて聞いていたが、先日AC/DCを聴いてて、もしかしたらQuiet RiotはスレイドとAC/DCを狙ってたのかと気付いた。今更だけど、汗臭い歌い方で曲はキャッチーでもAC/DC的な面も多いし、コーラスはしっかりしていて、ギャグのようにハマっているが、それもQuiet Riotのワザ。
「Condition Critical」は冒頭から元気なチューンでスタート、そしてスレイドのヒット曲のカバー「Mama Weer All Crazee Now」でこれ見よがしに軽快に聴かせてくれ、スレイドの面白さを踏襲したカバーでカッコ良く、その後の「Party All Night」も当時PVで売れていたが、今聴くととてもチープながら、Quiet Riotもコーラスワークが多いバンドと改めて認識できるサビを含めてほとんどのパートがコーラスで歌われている。
アルバムタイトル曲「Condition Critical」がとても重い作りになっているのにアルバムタイトルとは不思議だが、語呂が良かっただけかアルバムタイトルに相応しい曲と判断されたか、曲自体はヘヴィーなソウルバラードだから、おかしくはないけど、リアルタイムなファンは結構聴いただろうアルバムで、見た目はカッコ良くなかったけど、音に説得力があったから、今聴くと大した事ないけど時代の流れでかっこ良く輝いていた。

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