Ratt - Invasion of Your Privacy (1985):
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派手さの元祖なら、アリス・クーパーやニューヨーク・ドールズ、キッスやエアロスミスもあるが、この辺のバンドは今でも親しまれているビッグネームだし、また今でも同じように活動してて代々受け継がれている派手さ。そしてエアロスミス直系のルックスを意識して且つLAメタル時代の申し子がラットで、タイミングが全ての要素を合致させた、奇跡のバンド。圧倒的名盤はファーストの「情欲の炎」だが、今回は1985年にリリースされたメジャーセカンドアルバム「インヴェイジョン・オブ・ユア・プライバシー」で、タイトルが「インヴェイジョン・オブ・ユア・プライバシー」だから意図は理解するがジャケットがバブル時代でセンスは悪くないけど安っぽい。
「インヴェイジョン・オブ・ユア・プライバシー」は、セカンドアルバムで成長してるバンドの音ながら、ある意味ここまでだったとも言える波に乗っていた時代の作品で、ウォーレンのエッジが立って凝りまくったギターリフが売れた「Round & Round」同様、「インヴェイジョン・オブ・ユア・プライバシー」には「Lay It Down」が入ってる。ここまで凝ったリフもよく考え付くと思うレベルで、今のメタルシーンからは可愛いいけど、当時そこまで練ったリフはVan Halenくらいだったから練られていた印象が強い。
最初に収録されている「You're In Love」はギターのリフも単純だけどヘヴィメタルの強烈なリフとPVの印象も良くて、凄く久々に聴いたら全曲は覚えてなくて、ほとんど忘れてたけど、凝っているトコロは凝っている。深みがないのはしょうがないし、スカッとする曲もあるけど、ファースト「情欲の炎」の方が傑作には思える。ボーカルのスティーブン・パーシーがスティーブン・タイラーを真似てて、板に付いている感があったからエアロスミスとの類似性を明らかに感じるが、時代がアレだからヘアメタルとしてウケたし、代表的なバンドと作品。

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