Van Halen - Van Halen (1978):
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オランダが生んだ世界最大のギターヒーロー。エディ・ヴァン・ヘイレン率いるヴァン・ヘイレンは衝撃のデビュー作から今に至るまで30年近く活動しているた。ヴァン・ヘイレンならデイヴ・リー・ロスがいた頃のバンドが人気が高いが、アルバムで言えば「1984」が最高作品だけど、今回は伝説のファーストアルバム「Van Halen」。
最初の宇宙から舞い降りてくるような効果音に導かれて刻まれるベース音から、その後すぐに入ってくるマーシャル直結のハムバッカーギターサウンドが凄く痺れる、これこそハードロックの正しい音。しかもエディの場合、それをエフェクト無しで簡単に音色を変えてプレイしているからさすがで、多分一発録りと思うからバンドらしさはもちろん、楽曲のシンプルさも引き立っていて素晴らしいの一言。まだアンダーグラウンドなハードロックサウンドを引きずってて良いし、単純なアメリカのロックに終わっていないから魅力的だ。そして、2曲目の「Eruption」で世界を吹っ飛ばした。これはほんとに衝撃的で、エディがどうやって弾いているか知っている今聴いてもその美しさに感動するし、魅了されるから当時聴いた人はホントに何事かと、とんでもない化け物ギタリストだ。そこから続くキンクスのカバー曲「You Really Got Me」のカッコ良さも凄くて、オリジナルもカッコ良いけど、数倍コッチの方がカッコ良い。裏から入るリフで正当なハードロックサウンドにギターソロが入り、本家のキンクスが逆に影響を受けてハードロック化した話もある。しかし、このイントロのカッティングの音が凄く良い音でカッコ良いし、久々に聴いたらハマった。「Ain't Talkin' 'Bout Love」はバンドのコーラスワークが美しい。
全世界のギター小僧とハードロック好きには絶対に外せない永遠の名盤で、その昔、散々クラブでプレイして、往年のロックバンドのカバー曲だけで数百曲のレパートリーを持っていたと言われ、その中で独自のギタープレイを磨いていたエディはライトハンド奏法をやる時は観客に背を向けて弾いていたらしい。でも、どれだけ多数のギタリストがライトハンドを弾こうともエディのヤツはセンスが違うから唯一無二のスーパーギターヒーロー。

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