Electric Sun - Earthquake (1979):
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ジミヘンの影響力は死後50年近く経った今でもかなり強烈と思われるし、直接的ではないにせよギターの神様的な扱いも大いにあって凄い。いつだってジミヘンは生きているように雑誌の表紙を飾るし、普通に名前も出てくるのでさほどロックに興味ない人でも知ってるが、今回ふとジミヘンフォロワーも最近は騒がれないけど昔は結構いたが、その人達の作品をほとんど聴いてなかった。フォロワーはプロのモノマネくらいに思ってて、昔の偏見だし、そういうプロモーションもどうかと思うが、そういえばこの人も言われてた。
ギター仙人ウリ・ロートのエレクトリック・サンのスコーピオンズ脱退後最初のアルバム「Earthquake」はスコーピオンズ時代からジミヘンフリークと語られてて、ソロ作「Earthquake」の頃は既に定着していた解釈で、ギターのフレーズはジミヘン的でもないし、ブルースに根ざしてもないし、歌も似てない。本人がジミヘン好きを公言していたためか、ジミヘンの恋人モニカと結婚したからか、ある種都市伝説的。ジミヘンが「Axis: Bold As Love」で魅せた宇宙世界観を継承するならは分かるが、この「Earthquake」を聴くとそういう宗教チックな宇宙観に繋がる部分、スピリチュアル的な面もあるからきっとそういう面をジミヘンフォロワーと言うのだろう。
話を戻して、この「Earthquake」の頃はまだスカイギター開発前で、それほど仙人してないが、楽曲はかなりカラフルに富んでいてジミヘン的な微妙にファンクノリを交えたフレージングが基調のロックが幾つかと精神世界的な作品がいくつかで、特筆すべき曲は多くなさそうだけど、「Electric Sun」と「Sundown」はキャッチーで親しみやすい曲。本人は成り切ってると思うが、歌わない方が良いと思う。ギターソロやオブリのソロは完全にウリの世界、フレーズだから美しくてメロウに演歌してるが、これはもう凄い個性で全体的にメロディアスなフレーズは特徴的でジミヘンフォロワー気にしないで普通にイケただろう。日本でしかウケない旋律とも言えるか。

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