Joe Bonamassa - Black Rock (2010):
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ブルースメンらしからぬタイトルが付けられたカッコ良いアルバム「Black Rock 」。ジョー・ボナマッサのキャリアは凄く長くて既にアルバム7、8枚とDVD4枚がリリースされているのに日本ではまだまだ知名度が高くない。こういう人ってまだいるのだろう。
音的にはスティーヴィー・レイ・ボーンだが、そこはテキサスとニューヨークの違いで、アグレッシブなロックな姿を模倣しながらも完全にブルースベースの音でも音は歪んでるし、バッキングもロック調なので、ロック好きならイケる。ただ、曲構成は基本的に3コードのR&R、ブルースベースでその分凄く力強く迫ってくるのが面白くてグイグイ来る。更に頼もしいのはどこから聴いてもどれだけハードに弾いててもブルースギタリストだから、歌声もかなり渋みがあってジョニー・ウィンターに似た部分あるかな。
「Black Rock」の面白いところではジェフ・ベックの二枚目「Beck-Ola」に収録されていた「Spanish Boots」がカバーされてて、今更新人バンドじゃないけど、良い作品に出会えて楽しいし、ついでなのでちょっと前に出たライブアルバム「Live from Nowhere in Particular」も聴いたら圧倒的にライブの方がカッコ良い。ドライブ感やグルーブ感、そして多彩なアプローチが楽しめるしアコギプレイもあって、奥の深さは凄く持ってる。セッション活動しても多いので存分に味わえる楽しめるので、今後じっくりと色々なアルバムやDVDを楽しみに聴いていく価値のあるジョー・ボナマッサ。なかなか骨太なロック好きにはオススメ。

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