Albert King - Born Under A Bad Sign (1967):

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 酒と女とロックンロール。くだらない陳腐な言葉だけど夢の見れる言葉。この中の「酒」は抽象的でアルコールを指すよりも酒を飲んで酔っている状態を指している感じで、ブルースと酒だともっと具体的にブルースとバーボンやブルースとテキーラでビールと日本酒ではない。ジャズも似たようなものでアメリカに影響された方が多いから、日本は混合文化と思う。

 そんな影響下にある中でウィスキーやスコッチ、バーボンとジャズやブルースをバックにいいオンナと一緒にツーショットで飲んでるシーンがカッコ良いと憧れてたが、くだらない映画の世界は良しとして、凄く良いブルースが流れてた。ブルースはそもそもハマるシーンにハマる叫びだから、偶然とは云え聴き入ってしまい、割とメジャーなブルースの中でもアルバート・キングの名盤「Born Under a Bad Sign」が痺れた。

 1966年スタックスからリリースされたブルース界の超名盤だから、ロック好きが聴いても絶対に痺れる一枚で、フレージングや音のエグさ、魂の入り方が違う。ギターの一音一音がイチイチ心に刺さるので心地良くなる恐ろしくサディスティックなアルバムで、アルバート・キングはこの一枚でキングになった一枚。数多くのフォロワーを生み出すけど、有名なのはレイ・ヴォーンだが、時代的にはビートルズがスタジオに籠もってる頃にドカーンと出してるから、同じ年の作品でこうも違うかと。

 ブルースは今の自分に必要なサウンドで、ギターはこうやって弾くべきと実感するジャンル、そして素晴らしいアルバムと長年の付き合いになっている。





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フレ
Posted byフレ

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