Muddy Waters - Fathers And Sons (1969):

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 ブルースセッション系が気に入ったので、早速もう一枚。今度はマディ・ウォーターズのセッション名盤「Fathers And Sons」を久々に聴いた。タイトル通り父と子供達ですが、この子供達はスーパーセッションで名を馳せたマイケル・ブルームフィールドと白人ブルースハープの伝道師ポール・バターフィールド。他の参加者はオーティス・スパン、バディ・マイルズ、サム・レイ、ドナルドダック・ダンとマニア向けのメンツで、そんなに華々しいセッションではないけど、ブルースのレコード史に於いてはかなり高評価の名盤。似たようなセッション集ではハウリン・ウルフの「London Howlin' Wolf Sessions」がある。

 以前アナログでリリースされた時は二枚組16曲入り、内6曲がライブ収録だけど、2001年のリマスター時はスタジオテイクが4曲増えて全20曲入り。どうせならライブを完全収録した2CDで出してもらいたかったけど、とりあえず増えたのは嬉しい。ブルースのアルバムはジャケットが良くて、今回もダビデのパロディで天から手を差し述べている黒人と地から手を差し出しているグラサンをかけた白人で、かなりユニーク。チェスレコードはおしゃれです。

 1969年リリースのこの作品にスーパーセッションでバリバリの頃のマイケル・ブルームフィールドがギターで参加してれば悪いはずない。バターフィールドもバリバリの時期。あちこちで聴けるスライドギターはマディで、オブリや強烈なギターソロは大体マイケル・ブルームフィールド。レスポール弾いてるようだが、彼らしく音が太くない特徴が出てる。鳥肌が立つバトルはないけど、もうブルースがしっかり馴染んでいる子供達は親からみても安心の雰囲気漂っている名作。正直言ってマディ・ウォーターズの作品は数あれど、この作品が一番聴きやすい。





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フレ
Posted byフレ

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