Robert Cray - Strong Persuader (1986):
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ロバート・クレイはレイ・ヴォーンの後の1986年か87年頃に売れていて、1988年か89年に来日してて、すっかり忘れてたけど、その来日公演を見に行っている。
まだブルースに色々な種類があるのは知らない頃だったからブルースメンのライブを見たくて行ったと思うが、そしたら、妙にファンキーなブルースと思ったくらいで、一生懸命ギターフレーズやスケールを見てた。ギターの音色がカラッとしたモロにストラトサウンドで印象深く、曲よりもギターを聴きに行った感覚が強い。都合一時間半くらいだと思うが、終盤にヒット曲「Smokin'」で盛り上がったけど、それよりも順番は定かでないけどその後にやった「Spoonful」に狂喜した。当然のチョイスだけど、ブルースメンがやるホンモノに興味津々ながら、アドリブが少なくて、顔でギター弾いてなかったのが心残りながらもその良い音に感動した。
そんなロバート・クレイの思い出だけど当時売れた「Strong Persuader」はかなりモダンなサウンドながら、ポップでキャッチーな曲でブルースメンからもリスペクトされてるホンモノの人と思う。奇しくもレイ・ヴォーンが飛行機事故で死んだ時も、レイ・ヴォーンとロバート・クレイとクラプトンでツアーしていた時の出来事で、人気ブルースメン達が今を楽しむ感じだったか、悪いアルバムでもないけど、今聴き直すとジャズの世界で言うマンハッタン・トランスファーみたいな位置付けで、ブルース好きからするとポップ過ぎるコンテンポラリーさ加減が好みを分けるかな。
ちょっと前にブルース映画「ライトニング・イン・ア・ボトル」で出てたのを見たけど貫禄ついたブルースメンになってたから今なら素直に楽しめるかもしれない。コンテンポラリーブルースの走りと思えば納得の革新性とも言える快作。

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