Albert Collins - Frosbite (1980)

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 10代の頃からブルースが基本との強迫観念がある。しかも大好きで、自分の音楽すべての基本だから面白く、それでもいつもは聴かない、立て続けに聴くと飽きるから本物をいくつかチョイスして聴くのが効果的で、1980年にリリースされた大好きなブルースメンの一人、アルバート・コリンズの作品の中でも一番好きな「Frostbite」。最初に聴いたブルースアルバムで1980年産のアルバムだから凄く新しいと思うけど、リアルでは知らない時代だから、後追いアルバムのひとつ。

 ブルースは3コードのお決まりパターンの歌とギターのイメージがあった中で「Frostbite」は圧倒的にファンキーでソウルフルで且つ歯切れの良い鋭いギターの音が耳と心に突き刺さりまくった。こんなギター弾いてみたい思った最初のブルースメン。ロック側では何人もいたけど、ブルースメンでは圧倒的にアルバート・コリンズで後はSRVだけど無理だから、アルバート・コリンズのギタープレイが良かった。結構コピーしたけど無理でした。テレキャスも持ってたから、あの音も出ると思ったけどとんでもない、指弾きだけではなく7カポだしあんな音出せません。当時そんなの知らないから音使いもおかしいし、Fmオープンチューニングでこのフレーズだからドライに言ってしまえば同じフレーズで決まり切ったパターンのソロが多いけど凄く刺さるから「アイス・ピッキン」と言われるけど、この音とフレーズはどうやってるのか、黒人のあのデカイ手と指で弾かないと絶対に出ない音だからこそ大好きなギタリスト。

 そんな人の傑作「指弾きだけではなく7カポだし」はエッセンスが詰め込まれたブルースアルバム、ファンキーアルバムでブルースファンからするイマイチらしいアルバート・コリンズだけど、自分は声もギターも大好きな人、そこにサックスプレイヤーACリードも配しているやや変わった形態だが、故に邪道かもしれないし、ロックに近いアプローチかもしれない。このジャケットも最高にカッコ良くて音も凄いし、所々に入る掛け声も自然体の一発録音でノレて、とにかく作られてなく自然にロールしているからジャズ的で、生身のロックと同じく親しめる作品。





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フレ
Posted byフレ

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