This Heat - This Heat
2 Comments
アヴァンギャルドサウンドってのはもの凄くマニアックな世界でどんな評論を見ても滅茶苦茶かっこよく「名盤」とか「世紀の傑作」とか書かれていて購買意欲をそそるんだよね。しかもそれが全然手に入らなかったりするから余計に聴いてみたくなるし。で、多くのモノを無理して入手するんだけど結局アヴァンギャルドな音だからさ、何回も聴けないワケで、正直それがかっこいいもの、かどうかもわからないんだけど探して苦労して手に入れたという思いの方が強いから「名盤」ということにして持っていることに満足する傾向にあるアルバムが多い(笑)。


This Heat。このバンドもそんな類のひとつでアルバムは割と早めに入手したものの音を聴いて決してピンと来たバンドではないな。電子音のノイズから始まっていきなり二曲目、しかもよくわからん攻撃的というのか呪術的というのかアクの強いサウンドで迫ってくるもので始めて聴いた時はワケ分からなかったな(笑)。…とは言えども、だ、プログレやらなんやらと聴いていき、カンタベリーサウンドにも親しんでからその先を漁ろうとするとこのバンドの名前が出てくるんだよ。簡単に言えばケヴィン・エアーズとディス・ヒートは繋がってしまうという英国ロックの恐ろしい構図なワケ。キーポイントはドラムのチャールズ・ヘイワーズ。元Quiet Sun、即ちロキシー・ミュージックのフィル・マンザネラのセッションバンド、みたいなもんだけどかなり傑作というのかこれに近いような即興的ジャズ的アヴァンギャルド的要素を含んだアルバム「Quiet Sun」を一枚リリースしている。で、このバンドにはビル・マコーミックっつう元マッチング・モウルの人も参加しているワケさ。ね、繋がったでしょ(笑)。
しかしこのディス・ヒートっつうのはいいアルバムだったんだろうか?一握りの人間にとっては相当な衝撃を与えたバンドであることは間違いない。俗に言われる言葉に「King CrimsonとSex Pistolsの間を埋めたバンド」として称されることがあるように言い得て妙な部分があってさ。ノイズ+混沌、そして攻撃性…、うん。悪くはない。が、一般的な音楽をいうのとは大きく異なる衝撃だということは書いておいた方がいいかな。



This Heat。このバンドもそんな類のひとつでアルバムは割と早めに入手したものの音を聴いて決してピンと来たバンドではないな。電子音のノイズから始まっていきなり二曲目、しかもよくわからん攻撃的というのか呪術的というのかアクの強いサウンドで迫ってくるもので始めて聴いた時はワケ分からなかったな(笑)。…とは言えども、だ、プログレやらなんやらと聴いていき、カンタベリーサウンドにも親しんでからその先を漁ろうとするとこのバンドの名前が出てくるんだよ。簡単に言えばケヴィン・エアーズとディス・ヒートは繋がってしまうという英国ロックの恐ろしい構図なワケ。キーポイントはドラムのチャールズ・ヘイワーズ。元Quiet Sun、即ちロキシー・ミュージックのフィル・マンザネラのセッションバンド、みたいなもんだけどかなり傑作というのかこれに近いような即興的ジャズ的アヴァンギャルド的要素を含んだアルバム「Quiet Sun」を一枚リリースしている。で、このバンドにはビル・マコーミックっつう元マッチング・モウルの人も参加しているワケさ。ね、繋がったでしょ(笑)。
しかしこのディス・ヒートっつうのはいいアルバムだったんだろうか?一握りの人間にとっては相当な衝撃を与えたバンドであることは間違いない。俗に言われる言葉に「King CrimsonとSex Pistolsの間を埋めたバンド」として称されることがあるように言い得て妙な部分があってさ。ノイズ+混沌、そして攻撃性…、うん。悪くはない。が、一般的な音楽をいうのとは大きく異なる衝撃だということは書いておいた方がいいかな。
- 関連記事
-
- Generation X - Generation X
- This Heat - This Heat
- Sex Pistols - Never Mind The Bollocks