Doyle Bramhall II - Welcome (1996):

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 ドイル・ブラムホール二世について少々興味を覚えたので幾つか調べて聴いてみたが、1992年のアーク・エンジェルスの前に1988年にスチュー・ブランクの「Under The Big Top」の参加が最初のレコーディングセッションで、その前はジミー・ヴォーンのセカンドギタリストでファビュラス・サンダーバーズのツアーに参加したらしい。なるほど、だからダブル・トラブルとは旧知の仲だったのか。そこからアーク・エンジェルスになっていく。しかし多彩なゲスト参加で名を広めていくのは2000年を超えてからなので、それまでの何年間はバンド活動やソロ活動で頑張ってたみたい。

 ソロデビューは1996年、アーク・エンジェルスの時と同じゲフィンからで、その前の1994年に父親のドイル・ブラムホールのアルバム「Bird Nest on the Ground」に参加している。この人何者と思った始まりはロジャー・ウォーターズの「In The Fresh」のDVDを見た時で、日本公演は同行していなかったけど、まんまギルモアのフレーズをコピーしていた若者でしかも左利きだから目立った。歌も板に付いてるし器用な人がいるな、世界は広いと思ってて、後で聞いたらクラプトンとB.B.キングのジョイントアルバムに楽曲提供とギターで参加してる勲章もある若者。この辺りからクラプトンの作品に毎回関わっているから有名になってきた。

 結局ソロ作品を三枚くらい出しているけど、2001年の三枚目の作品「Welcome」を聴いてみた。こうやって自身の個性を出したアルバムでは音楽的な好みが分かるが、古いの好きでモダンな作風だけど、ブルースからの影響が大きくオールドロックファンなら嫌いではないリズムと音。いくつかモロにレイ・ヴォーンやジミヘン的で、好感が持てる作品ながら、それよりもダブル・トラブルのアルバム「Been a Long Time」の方が面白い気もする。





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Posted byフレ

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