Boz Scaggs - Boz Scaggs (1969):
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AOR畑の方々は好きでやってると思ってたけど、売るためにやった結果と自分の方向性の妥協点だったミュージシャンが多かったかもしれない。実力ある人達が売れなくてAOR路線行ったら売れたの多いし。元々AOR路線を作ってた人は別として、キャリアがあってから向かった人は商売上しょうがないか。
Boz Scaggsの1969年のソロアルバム「Boz Scaggs」。昔からデュアン・オールマンのプレイが凄いと言われてた。アルバムの終盤に入ってる「Loan Me A Dime」が強烈だけど、アルバム全般を把握してなかった。ここでのデュアン・オールマンのプレイは、レイラのあのスライドとは異なった強烈なプレイスタイルです。独特のトーンでエグく曲に絡む流れるブルースギター、引っ掛かりの大きいギタープレイが終盤に向けてのホーンセクションも交えての迫力に華を添えて舞い上がっていく。その中でも力強いギターの音が主張してカッコ良い、迫力満点に盛り上がる。凄いバンド感でロックしてます。フェイドアウトが残念だけど素晴らしい。
アルバム全般はバリエーションに富んだ作品が並んでカントリーからAORやブルース、歌ものと歌の巧さを武器にアメリカ的なサウンドをやってて好みではないけど飽きさせない。突出してくるギタープレイはデュアン・オールマンだろう。ドブロ弾いたり何気にスライドもあるし、掴みどころのないアルバムだけど、アメリカのスワンプが好きな人は抵抗ない音だろう。

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