Henry Cow - Leg End (1973):

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 プログレに興味を持ってアレコレと集めていた初期の頃、王道バンドもきちんと聞き切れない内に多々手を広げ始め、その頃に出会ってしまったマイナーなバンドも多数。厳密に王道とマイナーを区別出来ないけど、何となくの順番ってあって、5大メジャーバンドがあって、その後にソフツやVDGG、キャラバンやGGがある気がしてる。ここが深みの落とし穴で、入ってしまうと魑魅魍魎な世界が広がるのでと見渡してみると幾つかの小さい扉があると気づく。カンタベリーやフリージャズだ。レコード時代はアルバムジャケットから入る時もある。

 Henry Cowの1973年リリースのファーストアルバム「Leg End」。当初は「Legend」だったが今では「Leg End」と知られている。なるほど、それでこのアルバム・ジャケットと妙に納得したが、以降2枚のアルバムも色や形が異なれど同じ「靴下」ジャケット。面白いので3枚とも揃えて並べてみたかっただけだが苦労した。アナログ時代は再発もないし見つからないし大変だった。それでも何年かで揃えて並べて飾ってた。

 ジャケットから入るからアルバムの音楽性は理解出来なかった。簡単にいえばフリージャズ。ファーストからかなり鋭角的なフリージャズでロックか?と問われたら悩むが姿勢はロックと答えられる。ハタチ前後の頃にフリー・ジャズなど知らないから、聴いた時には何だこれ?となる。ただ、拒否ではなくいつか受け入れられなくてはと思った音楽ではあった。そう思えばソフツは全然聴きやすかった。だからヘンリー・カウは入るの大変だった。今でも進んで手に取って聴くバンドではないが、収められているサウンドはハイセンスで刺激的で官能的な音世界。好みの部分と時間の関係上でじっくり聴く覚悟を決めないと聴けない。BGMにはならないし流しておく音ではないし、集中して聴く意思を持たないとダメな作品。





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Posted byフレ

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