The Good, the Bad & the Queen - The Good, the Bad & the Queen

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 ちょっと前に元クラッシュのポール・シムノンが久々に音楽シーンに復活ってことで話題になって、というか自分的にはそうやってこのバンドの印象を捉えたのだが一般的には元ブラー、ゴリラズのデーモン・アルバーンが久々に組んだプロジェクトってことで話題になったのかな。他の面々も結構有名な面子が揃っているようでそれなりにサウンドも期待されたようだ。

The Good, the Bad & the Queen
The Good, The Bad & The Queen - The Good, the Bad and the Queen The Good, the Bad & the Queen

 大体がバンド名決まってない、っつう感じでそもそもアルバムタイトルしか記載されていないってことらしいが、結局「The Good, the Bad & the Queen」がバンド名になってしまったらしい。果たしてどんなものなのかと新譜がリリースされた時点で気になっていたので聴いてみた。うむ、これはかなり意外なサウンドで、ロックか?と言われるとかなり疑問…というかもの凄い雰囲気だけで作り込まれたアルバムって感じで強烈なビートや激しいギターなんてのは全く無くって、淡々と湿っぽい音にポール・シムノンのあのスカダブベースが絡むという不思議な音で最初は何だこりゃ?って感じなんだが何回か聴いているとかなり心地良くなってきてBGMには最適な音になってくる。デーモン・アルバーンは元々メロディラインには定評があったようなのでその辺はしっかりしているけど、サウンドは今までに聴いたことのないような作品に仕上がってる。ただ間違いなく英国の音。70年代アングラの雰囲気もあるのかなぁ…、こういうのが自然に出てくるんだから英国の風土ってのはまったく面白い。

 ポール・シムノンとデーモン・アルバーンって年の差20くらいあるんじゃないか?よく一緒にやってるよなぁと。それで何回かこのバンドとしてのライブもやったみたいでこういう音をライブでやるとどうなるのかちょっと興味あるけど、決してライブでは面白いもんじゃないだろうと想像が付く(笑)。ちょこっと聴いたくらいじゃ絶対にわからない音世界が広がっているこのアルバム、っつうかこのバンド、かなり良い感じだね。ビートルズ的なのかもしれない。

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フレ
Posted byフレ

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