Scorpions - Humanity Hour, Vol. 1

そんな思いをまたしても抱いてしまったのがスコーピオンズの復帰作「Humanity Hour, Vol. 1」。特別に思い入れのある程のバンドじゃなかったけど、そりゃもちろん聴いていたワケで本ブログにも何回か登場してる。日本盤が6月20日にリリースらしいので先に入手して聴いてみました。
うわっ!スコピ節バリバリ!!
という感想だね。滅茶苦茶ハードというのではなくってやっぱりメロディアスで叙情的な曲が割と多くて、もちろん楽曲はハードなんだけど綺麗。そこがスコーピオンズのスコーピオンズらしいトコロで、やっぱりドイツの、ヨーロッパのバンドなんだよねぇ。相変わらずのクラウス・マイネの歌声が少々衰えた気もするけど文句なし。気持ち良い声なんだな、この人ってさ。ルドルフ・シェンカーとマティアス・ヤプスのハードなツインギターはがっちりと決まっていて、多分ルドルフ・シェンカーのギターは変わってないんじゃないかなぁ。器材も含めてそんなに最新の音ってワケじゃないように聞こえるしさ。マティアス・ヤプスは器材変えてるかなぁ…。ルドルフ・シェンカーは昔よりも粒が細かくなった感じかね。しかし相変わらずドライブした曲がいいな。メロディーを中心としたハードロックバンドって今あまりない、でしょ?知らないけど。いや、ポップじゃなくって…、ヨーロッパのバンドならあるかもしれないけど、スコーピオンズの場合はそれでいてアメリカ市場にアピールする洗練されたセンスがあるから面白い。そして相変わらずの名作バラード炸裂、ってのもスコーピオンズらしい。いいなぁ、久々にぶちかましてほしいね。
往年のバンドがこうして20年も経ってからシーンに再度咲き誇るってのは時代の流れかね。それなりに活動していただろうけど、やはりメジャーシーンに来てくれないと分かんないし…、そういう時のタイミングってのは面白い。スコーピオンズなんて全然気にしなかったのに情報が入ってくるし。そしてそれがまたかっちょいいと来たもんだ。老人バンドの新作と侮るなかれ、凄くハードにドライブした美しいロックが聴けまっせ~。
- 関連記事
-
- Scorpions - Love At First Sting
- Scorpions - Humanity Hour, Vol. 1
- Scorpions - Blackout