Scorpions - Humanity Hour, Vol. 1

4 Comments
 やっぱり80年代ハードロック(当時の言葉ではヘヴィメタルだが…)を散々聴いて育った世代からするとこの辺の音ってのは染みついているモンなんだろうなぁ。先日オジー・オズボーンの新作を聴いた時にも思ったけどすんなりとカラダに入ってくる音でさ、一般的には結構ハードだったりすると思うんだけど、かなりすんなりと入ってくるんだよね。それまでブルースとか色々な音楽に親しんできたからあんまりハードなの聴かなかった時代もあったんだけど…。

Humanity Hour, Vol. 1

 そんな思いをまたしても抱いてしまったのがスコーピオンズの復帰作「Humanity Hour, Vol. 1」。特別に思い入れのある程のバンドじゃなかったけど、そりゃもちろん聴いていたワケで本ブログにも何回か登場してる。日本盤が6月20日にリリースらしいので先に入手して聴いてみました。

うわっ!スコピ節バリバリ!!

 という感想だね。滅茶苦茶ハードというのではなくってやっぱりメロディアスで叙情的な曲が割と多くて、もちろん楽曲はハードなんだけど綺麗。そこがスコーピオンズのスコーピオンズらしいトコロで、やっぱりドイツの、ヨーロッパのバンドなんだよねぇ。相変わらずのクラウス・マイネの歌声が少々衰えた気もするけど文句なし。気持ち良い声なんだな、この人ってさ。ルドルフ・シェンカーとマティアス・ヤプスのハードなツインギターはがっちりと決まっていて、多分ルドルフ・シェンカーのギターは変わってないんじゃないかなぁ。器材も含めてそんなに最新の音ってワケじゃないように聞こえるしさ。マティアス・ヤプスは器材変えてるかなぁ…。ルドルフ・シェンカーは昔よりも粒が細かくなった感じかね。しかし相変わらずドライブした曲がいいな。メロディーを中心としたハードロックバンドって今あまりない、でしょ?知らないけど。いや、ポップじゃなくって…、ヨーロッパのバンドならあるかもしれないけど、スコーピオンズの場合はそれでいてアメリカ市場にアピールする洗練されたセンスがあるから面白い。そして相変わらずの名作バラード炸裂、ってのもスコーピオンズらしい。いいなぁ、久々にぶちかましてほしいね。

 往年のバンドがこうして20年も経ってからシーンに再度咲き誇るってのは時代の流れかね。それなりに活動していただろうけど、やはりメジャーシーンに来てくれないと分かんないし…、そういう時のタイミングってのは面白い。スコーピオンズなんて全然気にしなかったのに情報が入ってくるし。そしてそれがまたかっちょいいと来たもんだ。老人バンドの新作と侮るなかれ、凄くハードにドライブした美しいロックが聴けまっせ~。

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フレ
Posted byフレ

Comments 4

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ドイツ特派員  
をを、スコーピオンズ!

ドイツに居た時、クラウスマイネがドイツ語を喋っているのを聞いてビックリしたんですが当たり前でした(爆)。

90年代後半からは、あくまでポップバンドという位置づけだったスコーピオンズですが、確かにあのメロディーは健在ですね。

それにしてもルドルフ、あんたの体つきは反則。ビリーズブートキャンプでもやってるのか?

2007/06/18 (Mon) 22:45 | EDIT | REPLY |   
jerry  
気になっています・・・

メタルの新譜って、もう何年も追いかけていませんが、
スコピーの新譜は、ずっと気になっています。
クラウス・マイネさんは、年取っても歌が上手いですね~。

デスモンド・チャイルドが手掛けているらしいですね。

音楽とはおよそ縁のない友人がドイツに住んでいるのですが、ハロウィンやレイジは知らないくせに、スコピーは「全国民が知っている」と言っていたので、この映像のように地元でも大御所なんですね~。

2007/06/19 (Tue) 17:56 | EDIT | REPLY |   
papini  

これね、聴いた!
えっと、日本盤が発売される前に(笑
輸入盤で買っておいたの。

うん、スコピ全開!!

もう、嬉しくって小躍りしちゃったわ♪
うん、老人バンド・・・ってこら!
まあ、確かに老・・。(笑

2007/06/19 (Tue) 21:40 | EDIT | REPLY |   
フレ  
コメおくれました~

>ドイツ特派員さん
なんか当たり前ですが、不思議に思う気持ち、よくわかります(笑)。ルドルフの肉体…確かにビリーズ・ブート・キャンプやってるのかもしれないっつうカラダっすね(笑)。

>jerryさん
うん、メタルっていう感じでもないんですよね、今聴いてみると。でもやっぱドイツでは国民的英雄ですか…。そうだろうなぁ。

>papini嬢
あ、やっぱ聴いてた?老人バンドに聞こえないよね、これは。老けててもこんなの作れるんだ~っていうくらい全盛期並みの作品って思うモン。

2007/06/21 (Thu) 22:25 | EDIT | REPLY |   

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  • 2007.06.19 (Tue) 21:50 | Rock Junkheadz