Chris Farlowe - Out of Time:
0 Comments

イミディエイトレーベル最大のスターはクリス・ファーロウだ、と言われるトコロもある。もちろんあのColloseumに参加していた時期がロックファンには一番知られている、あのクリス・ファーロウだが、諸説によるとロッドやポール・ロジャース、マリオットやウィンウッドの比にならない歌声で圧倒していたらしい。自分的には生で接したらその凄さに圧倒されるだろうけど、そこまでは思わなかった。やっぱり録音が古いのを聴いてたからよく分からなかったのだろうか、そういう意味では割と不運で、本当はもっとロック界で前に出て来た人だったが、そういう機会が少なかっただけか。
イミディエイト時代のベスト盤がたくさん出てるので聴いてて、何でも良いけど「Out of Time」とか、結局60年代のシングル時代にヒットを放っていたからシングルがたくさんあってアルバムにはなっていない時代なのでベスト盤が良いです。オリジナルアルバムはこの頃それほど需要がなかったと言うか、まだまだな時代だったが、ミック・ジャガーとは良い関係だったんだろうか、ストーンズのカバー曲が幾つも歌われてて、それもまた確かにクリス・ファーロウが歌うと渋さと深みが増すし、少々くぐもった声質が特徴的歌声。自分はこういうなかなか抜けてこない声質はあまり響かないけど、上手いとか凄いの次元は優に超えてのお話。
ただでさえ良い曲をこの人が歌うとものすごく良い曲に仕上がってしまうし、ミック・ジャガーも良く許したものだ。こうして立て続けに聴いてるとやはり凄いシンガーなのもありありと分かるが、この時点でロックシンガー的なハジけ感はないから歌の上手い人。それにしてもこの時代の繋がりで幾つもセッションが出来上がるからレーベルメイトは面白く、クリス・ファーロウで言えばここからコロシアムに繋がるし、ジミー・ペイジともこの辺のセッション繋がりだろうし、そう考えるときちんと良さを分からない自分の耳がダメなワケなのできちんと取り組んでみよう。

- 関連記事
-
- Steve Hillage - Green (1978):
- Chris Farlowe - Out of Time:
- Brian Auger & The Trinity - Definitely What! (1967):