Roy Buchanan - When A Guitar Plays the Blues
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ロイ・ブキャナン。キャリアとしては相当古くまで遡ることとなる人で、エルヴィスのバックでギターを弾いていたジェームズ・バートンと仲良くなってしまうくらいなのだ。50年代後半からは既にプロとしてツアーに明け暮れたりレコーディングに参加していたりと割とマルチに弾けるギタリストとして重宝されたようだ。そのギタープレイはマニアには絶賛されることが多く、クラプトンあたりも60年代にはこぞって見に行ったらしい。そんな来歴からかロックとの絡みも幾つか発生していて、ブライアン・ジョーンズ没後にストーンズに誘われた話なんかは有名なところ。結局ミック・テイラーが参加したことを思うと当時ロイ・ブキャナンに声がかかっていてもおかしくはないでしょ。ストーンズはこの頃巧いブルースの弾けるギタリストを探していたワケだしね。そして驚くことにジェフ・ベックの名曲「
哀しみの恋人達」のクレジットにロイ・ブキャナンに捧げるというモノがついたおかげで大ブレイク?一般のロックファンにこの人は何者だ?と波紋を投げかけたのだった。

で、前説とはまったく無関係なアルバムなんだけど1985年リリースのコイツ「When a Guitar Plays the Blues」がなかなか面白いのだ。いやぁ、最初期の二枚はアメリカ的なサウンドで割とごっちゃごちゃになったような音楽なのでドクター・ジョンとかデヴィッド・リンドレーあたりにも通じるんだろうなぁってのがあるんだけど、個人的にこのアルバムの一曲目でやられたのでご紹介♪
初っ端の「
When A Guitar Plays The Blues」に尽きる。ロイ・ブキャナン独特の個性とも言えるバイオリン奏法が駆使されまくってエコーもたっぷりで雰囲気バリバリのイントロに導かれて、テレキャスの線の細い、それでいて腰のある単音での刺さりまくるような音色が耳に入ってきて感情溢れまくりのギターフレーズが炸裂~みたいな感じでね、モロにゲイリー・ムーアのギターと被るんだよ、こういうの。まぁ、ジェフ・ベックなんかも同じ類になるんだけど、みんな泣きのギターフレーズだけで曲を創り上げてしまった人達だから被るんだと思う。しかしコレ、バックってシンセドラムなのかな、人間臭さを感じない音だしギターともイマイチ合ってなかったりするしさ(笑)。ちょっと前に出した「
メシアが再び」っていう曲もロイ・ブキャナンの代表作なんだけどね、やっぱり似たようなフレージングで泣けるしね。そして二曲目以降もかなり多様なサウンドを聴かせてくれていて、「
迷信」みたいなノリだったり、ああ、この辺もギターフレーズとしては凄く魅力的♪ この人ってテレキャスメインなんだけどそれでいてピッキングハーモニクスとか平気で使うから面白くてさ、だからロックギタリストにも人気があるんだろうな。速弾きも平気でやっちゃうしこのアルバムではライトハンドみたいなのもやってくれちゃってるんだもん。
これ、ロイ・ブキャナンの復帰作だったんだよね。この後ブルースの名門アリゲーターレーベルから後二枚出すんだけど、それでおしまい。残念だなぁ。また初期の作品みたいなのを作ってもらいたかったしね。ロック系とのセッションとか色々と絡みが楽しみな人だったのにねぇ。YouTubeには彼のそんな名曲をやっているライブ映像があるので久々に見たけどやっぱかっこいい。感動するもん。
メシアが再び
When A Guitar Plays The Blues




で、前説とはまったく無関係なアルバムなんだけど1985年リリースのコイツ「When a Guitar Plays the Blues」がなかなか面白いのだ。いやぁ、最初期の二枚はアメリカ的なサウンドで割とごっちゃごちゃになったような音楽なのでドクター・ジョンとかデヴィッド・リンドレーあたりにも通じるんだろうなぁってのがあるんだけど、個人的にこのアルバムの一曲目でやられたのでご紹介♪
初っ端の「



これ、ロイ・ブキャナンの復帰作だったんだよね。この後ブルースの名門アリゲーターレーベルから後二枚出すんだけど、それでおしまい。残念だなぁ。また初期の作品みたいなのを作ってもらいたかったしね。ロック系とのセッションとか色々と絡みが楽しみな人だったのにねぇ。YouTubeには彼のそんな名曲をやっているライブ映像があるので久々に見たけどやっぱかっこいい。感動するもん。
メシアが再び
When A Guitar Plays The Blues
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