First Barbarians - Live From Kilburn 1974:
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ロン・ウッドと言えば人柄の良さがにじみ出ている人で、その分どんなグレ者やテクニシャンミュージシャンとも何となく馬が合わせられるような人だ。代表的なのはボ・ディドリーとのセッションで、一方のキースはチャック・ベリーとのセッションで相当やきもきしながら仕事していた事を思うと、愛されキャラらしさが出る。そういうロニーだからこそキースとミックの間に入っても上手くやっていけるしロッドとも上手くやれるってとこか。
そんなロニーが最初に自分のソロアルバム「I've Got My Own Album to Do」を作るための面子を揃えたら結構なゲスト陣になってしまい、ついでにツアーもやりたいから、とメンバーに訊いたら、参加するのもいいいよって事で実現してしまった1974年のバーバリアンズ、その延長でストーンズの活動休止の合間に1979年にもう一回面子揃えてみたらできちゃいました、と言うのがニュー・バーバリアンズ。「Buried Alive: Live in Maryland」でCDリリースされてるが、ロニーとキース、更にイアン・マクレガンが固定的で、その他は都度変わってるけど、珍しいところでは1979年にスタンリー・クラークがベースで参加しているが、実際どうだったのだろうか。
そんなことで、やはりオリジナルのバーバリアンズのノリの方が面白く、1974年のロニーの「I've Got My Own Album to Do」から派生したライブ盤「First Barbarians: Live From Kilburn」を紹介。昔からニュー・バーバリアンズの存在は文献で読んでいたので、凄く気になってたけど実際に聴ける音源はなく、幻のグループな感じで捉えてたから、こうしてオフィシャルでリリースされるのはありがたい。今のファンは恵まれてる、と言うか大変だろうけど、そういうのをちょっと思い出しながら聴いてみた。
最初の印象は単純にストーンズじゃないか、と。いや、キースとロニーだから当たり前だが、途中ロッドが参加するとこれまたロッド色になってしまうので面白いと思うが、もうちょっと代表的な曲があったら良かったのに。そもそもロン・ウッドのソロ作のツアーだからしょうがないが、映像の方は驚異的というかインパクト絶大で、画質の良し悪しはともかく中味がやはり強烈で、ホントに実現してたんだ、と言う想いの方が強いので驚き、今の世代は映像まで見れるから恵まれてる。

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