Ry Cooder - My Name Is Buddy



で、せっかくだから新作「My Name Is Buddy」が出てたなぁと思い出して聴いてみるのだが…、凄く良いじゃないか(笑)。自分でも驚くことにかなりハマった。アメリカンルーツミュージックと言われるだけじゃなくってしっかりとストーリーが出来ているアルバムで、それがしかも赤い猫っつうのが可愛らしい。乾いた感じの明るいサウンドで、バンジョーやピアノなどアメリカンな雰囲気たっぷりに攻め立ててくる作品ばかりでどこか「Boomer's Story」のようなモノ哀しい部分もあるし、この人の歌って何か哀愁があって好きなのかな、聴いてたらノスタルジックになってきた。あれこれ調べてみるとジム・ケルトナーとか実の息子さんとかヴァン・ダイク・パークスとか参加しているみたいでさすがにアメリカの音楽界の大御所になるべき人はゲスト陣が面白い。しかしそんなゲスト陣に支えられている作品じゃなくってしっかりとライ・クーダー自身の音が詰め込まれているアルバムになってるからかなり名作になっていると思うよ、これは。久々のソロ作っていう気合いの入り方もあるんだろうけど、2007年にしてまだ新作でこんなに素晴らしいモンを出せるっつうのが本当の音楽家なんだな。アメリカンルーツ系サウンドだけどそれくらい楽しめる。
ライ・クーダーってスライドギターの名手ってことで名前を聞いたのが最初だったかな。その後映画「Crossroads」のサントラをやってるってことでまさかあのスティーヴ・ヴァイの強烈なギターは弾いてないだろうということだったがそれ以外は大体がこの人のプレイってことで、改めて感動した記憶がある。んで最初に買ったのが「Boomer's Story」でね。いや、これ昔よく行ってたジャズバーでかかるんだよ。そこで知ったんだけどね、いいなぁ~って。懐かしいな。そんな懐かしさをまた楽しませてくれた新作アルバムに驚いた(笑)。
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