Mick Ralphs - Take This! (1984):

0 Comments
B088X2XP7R

 ちょっとミック・ラルフスが続いたのでソロアルバムに手を出してみよう。随分昔になるけどモットやバドカンを聴き始めた頃に当然の如くメンバーの名前やソロアルバムの有無、過去の経緯を分かる範囲で調べた。もちろんその頃はインターネットもなく、調べると言ってもタカが知れていた。レコードに入っているライナーが一番頼りだったけど、それ以外でも色々と纏まったロック本はあったから重宝したし、ギター雑誌やプレイヤー誌でも色々なバンドの特集をやっていたのでちまちまと情報集めしてた。それでミック・ラルフスもソロアルバム出してるのを知ったけど、これがなかなか見つからなくて。

 そんな最初のソロアルバムは1984年リリースの「Take This!」だが、時期的にはバドカンからポール・ロジャースが脱退した頃にサイモン・カークと共に作っている。他のメンバーにはあまり有名な人が参加していないので趣味的に作ったのだろうか。音の方はさっぱりと軽快なロックを奏でて自分で歌ってる。モットの頃から自分で歌っていたけどここでようやくフルで歌ってる。線が細いので歌向きではない気もするが、バックがハードなロックだとちと大変そう。だからこのアルバムは重くてハードな曲は入っていない大人のロック。多分この頃に本人が好きだったと思われるフュージョンっぽい作品もあったて不思議。弾ける人だからおかしくないけどさすがにソロ作品じゃないと出せないだろう。他はもうアメリカナイズされまくったサウンド。一方では80sポップスがガンガン売れていた頃に一人でこんなソロやってるから面白い。ロックだ。

 結局新宿レコードでようやくこのアルバムを売っているのを見つけて購入、2,800円だった記憶もしっかりある。何回も聴いてなかったが久々に引っ張り出して、懐かしいと思いながらアマゾンで見てるとCDはジャケットが変わっている。しかもこのボーナストラックの山が凄い。恐るべしCD産業。そこまでして揃える気力はない。面白い発見は彼がそれ以降1999年頃にまたソロアルバムをリリースしていた事実に気付いた事。まったくアメリカンなジャケットで、なかなか楽しみな作品を出してる。





UKbluesrock
関連記事
フレ
Posted byフレ

Comments 0

There are no comments yet.

Leave a reply