Michael Monroe - Peace of Mind (1996):
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ハノイ・ロックスのフロントマン、そしてロック界に於ける貴公子、マイケル・モンロー、通称モンちゃん。古きハノイファンにお馴染みの「8ビートギャグ」から親しまれてきたニックネームで、あながちウソでもないマイケル・モンローの性格を表現してて愛された。あれで当時の日本のハノイ・ロックスの人気は定着した感もあるが、全集あるのかな。
マイケル・モンローが90年代にあれこれとやりつくして裏目に出て心痛を抱えたまま地元のフィンランドに帰郷して、リラックスした環境下で自然体のままロックンロールを奏でた最初の作品が1996年リリースの「Peace of Mind」。それまではソロ活動して、エルサレム・スリムやって元ハノイ・ロックスのメンツを二人引き入れて来日公演して、デモリション23やってと頑張ったけど、なかなかロックシーンに舞い戻って来れなかった。自分も90年代は全然気にもしなかったし。
「Peace of Mind」はマイケル・モンローが歌とサックスはもちろん、ギターやハーモニカとリズム楽器以外は自分で演奏してて、ギタープレイは実にアンディっぽいが巧く、ロックンロールのギタリストして、パンクのエッセンスも出ている。ギターを持ったシーンを見た事ないけど、さすがにロックミュージシャンだけあってギターは弾けているし、ソロプレイもかなりのものだが、旧友のギタリストが参加してて、どっちが弾いているか知らないけど、この後の「ライフ・ゲッツ・ユー・ダーティー」では一人でギターを弾いているので、多分本作でも弾いているだろう。
曲も凄く成長してて、ロックンロールとパンクを合わせたハノイ・ロックス流のスタイルはマイケル・モンローのポリシーもあったけど、アンディ・マッコイの才能が大きかったが、毒々しさはお手のもののエッセンスが音に出てて、毒気を持ったロックンロール。ただ単調になって長々は聴いていられないが、ここからマイケル・モンローのソロ活動、そしてハノイ・ロックスへの躍進劇が始まるからハズせない作品。

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