Hanoi Rocks - Back To Mistery City (1983):
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ハノイ・ロックスの1983年リリースの4枚目「ミステリー・シティ」は再結成前のアルバムでは非常に人気が高い。モット・ザ・フープルのリズム隊を務めていたデイル・グリフィンとオヴァレンド・ワッツがプロデューサーで起用され、更に鍵盤はモーガン・フィッシャーが弾いている。つまりハノイ・ロックスとモット・ザ・フープルの残党ブリティッシュ・ライオンズの融合アルバムとも言える不思議な傑作。作曲は全部アンディ・マッコイだから純粋にハノイ・ロックスのアルバムだけど、モット・ザ・フープルの血が入ってると思うと聴き方も変わるから頼もしい一枚。
マイケル・モンローの趣味を察すればモット・ザ・フープルは憧れの的で、共にアルバム制作できる事も嬉しかったと思えるし、次のライブアルバム「All Those Wasted Years」もオヴァレンド・ワッツをプロデューサーにしているくらいだが、この人達にプロデュース業の経験はあったとはあまり思えないから単純に好きなだけか。
アルバムはハノイ・ロックスらしいロックンロールが詰め込まれている傑作で、冒頭のアンディによるアコギの弾き語りイントロから美しく、続く「マリブビーチの悪夢」はいつまでも定番のパンクロック。ドタバタ感はあるけど、それまでのアルバムに比べたらきちんと演奏して作っているし、どの曲もアンディ・マッコイの美しきメロディセンスが凄いから聴きやすくカッコ良い作品。

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